2014.01.21.tue 「京都へ」
昼から窓をあけて、掃除機をぐんぐんかける。冷たい風が家の中に飛び込んでくるけど、一緒に手をつないで駆けめぐる気分。さあ今日は出掛けよう。風が背中を押してくれる。
SO SEAの玉井恵美子さん、 エミさんの展示を観に行きたくて京都にむかう。いつも以前働いていた職場に行くことができないので今日は一番はじめに一保堂に行くことにする。一ヶ月に一回行くと言ってなかなか行けないから、いつも申し訳ないなあと思っている。だから余計にみんな笑顔で迎えてくれるのが嬉しい。お店の奥様や、たまたま来ていた友人とも会えて、なんと好いタイミングに来たことかと、いつもの煎茶をいただいてゆっくり過ごす。
せっかく京都に来ているから3店舗ほど、お世話になっているお店にまわりたいなあと思っていたが、ひとつめのレティシア書房さんでいろいろお話しさせていただいて、すっかり暗くなってしまった。勉強になることも話してくださるので、いつも本当にありがたい。
いく場所、場所でゆっくりして時間も遅くなってしまい、真っ暗な中、エミさんがうつった葉書を握りしめて 川井有紗さんのアトリエe.n.s へ。京都駅から地図を見ながら歩くこと何分か。大きなガラスの向こうに、エミさんとアリサちゃんのあったかい笑顔を見つける。築100年の町家を改装したアトリエは格好よくなりつつも、おおらかな空気が流れていた。エミさんの衣も気持ちよさそうで、今回のためにつくったアリサちゃんのアクセサリーの作品もずっと昔からつくり次がれてきたもののよう。 お話して見ている時に、また見慣れた笑顔の友人が大きなガラスの向こうにあらわれるから、また嬉しい。
その後もう一度、三条に戻って職場でお世話になった方の送別会が始まる前にちょこっと顔を出す。いつも話を聞いてくださったお母さんのような方が「どうしてるかなと思ったけど、変わってないから安心したわ~」と手を握って喜んでくださった。
今年はいろいろ出歩くぞと意気込んで、たくさんの人に会ったので帰りにはヘロヘロ。エミさんの展示を観に行く目的以上に盛りだくさんで、身体も気持ちもぽかぽかになる一日だった。
川井有紗さんとSO SEAの二人展は26日まで 。とても気持ち好い空間なので、ぜひ行ってみてください。
2014.01.20.mon 「ZINE」
大寒 。おおさむ、こさむで、大寒の方が寒そうだが、小寒は寒さにむかい、大寒はあたたかな日にむかう。そう思えば、寒くても前を向く力をいただき、今をしっかり歩んでいこうと思える。
本日、本は人生のおやつです!!の 本おや古本市 のチラシと451ブックス主催のZINE展のチラシが届いた。さあ今年もぼちぼちがんばりましょうということで、ZINEというか冊子を久々につくるためにパソコンとにらめっこ。昔つかっていたものより頭がよくなっているので、わからないことも。そういえば15年ぐらい前はパソコンをほとんど使わず、コピー機を駆使して冊子をつくっていた。折り方なんかも工夫して。ZINEとは実際そういうもので、自由にもらってもらう形がいいのだろうなあと、そんなことも思う。作ろうとしているものは全く違うので、ZINEらしいものもつくれたらいいのだけど。さて余裕はあるか。
2014.01.19.sun 「ざっくり詩集」
岡山の451ブックスの有紀さんのお誘いで、2/7からpieni..で行われる ZINE展 に今年も参加させていただきます。昨年は以前からつくっているものを出展させていただきましたが、今回は新しいものをこれから作ろうと思います。とはいえ内容はだいたい決まっていて、どんな形にするかいろいろつくって試していきたいです。展示についてはとなりのお知らせに載せています。お近くの方はぜひ。
昨年から、もんもんと書きたいことを気持ちの中にためてきました。日記や冊子や朗読で、今、人につたえるようなことではないことも書きたいと思いつつ。そして、またまた新しい帳面を買ってかきはじめました。いつも形からはじめようとして続かない性格。だから続けるためにも、どうしたらいいか考える。ひとつ言えるのは、きっちりしないこと。ざっくりはじめると、ざっくり、ざっくり気ままにできるはずだと。三年以上続ければ、気持ちわるくてやめられなくなるのはわかっています。この日記のように。
ということで、まずは万年筆で書いてみましたが、パソコンに書いたものも印刷して貼ってみたり。今後、レシートの裏に書いてもいいし、逆さ向きに書いてもいい。ざっくり詩集を自分のためにつくってみようと、今は思っています。さて、一冊終わるだろうか。この弱きな自分がいけないこと。
2014.01.18.sat 「三人の裕子」
yuko展のパフォーマンスに参加するため、今日も阿部野のOVALへ。ギャラリーには三人の裕子、見慣れた顔。よく会う人たちが、これから違う空気を生み出そうとしているのが不思議な感じ。OVALは劇団の方が運営していて、三階がギャラリー、二階が食事ができるダイニング、そして一階に劇場がある。そこに、絵を描くイケダユーコさん、食を見つめるAOの中西ゆう子さん、身体で表現する高野裕子さんと全てのフロアーにそれぞれをイメージし、今回の展示に繋がったよう。ということで、今日のパフォーマンスを体験してこそ、どういう展示であるか、よりわかるということ。
パフォーマンスは、それぞれの裕子の役割がはっきりと表現できていて、言葉なくとも伝えたいことが伝わってきたことが気持ちよかったです。この機会をいろんな方に体験して欲しいと本当に思いました。また、昼の会と夜の会は違うのかもしれません。そして、その時、その場所、集う人との空気を感じながら行うのがLIVE。ライヴパフォーマンスとして今後も愉しみだと感じました。三人の裕子さん、愉しく豊かな時間をありがとうございました。
2014.01.17.fri 「明日はyukoの日」
18時から阿部野のOVAL GALLERYの当番をすることになっていて、早めに晩御飯を作って出かける。OVAL GALLERYでは、イケダユーコさん、高野裕子さん、中西ゆう子さんのyuko展が行われていて、その当番。ギャラリーにつくと山田衣のまゆちゃんがいて交代。その後、3月に初めての個展を行うという方に出会い、いろいろお話しさせていただいた。初めてお会いした方だけど「来てよかったです」とにっこり笑って帰られたので、私も来てよかったと気持ちがまるくふくらむよう。
今回のイケダユーコさんの展示は空間で体感していただけます。そして、明日には三人のyukoが行うパフォーマンスも行われます。12時の会はまだ参加できるようです。きっと面白いこと、美味しいこと、心地いいことが行われると思いますので、気になる方はこちらをご覧ください。 https://www.facebook.com/3.yuko
2014.01.16.thu 「本おや古本市」
2月8日からはじる 「本は人生のおやつです!!」の『本おや古本市』 に参加させていただくことになりました。古本市なのになんでBOOKLOREと思われるかもしれませんが、出版社という扱いにしてくださっていて、私たちはブックロアから出版している本たちを出させていただきます。
「本は人生のおやつです!!」さんは、昨年、雲の生まれるところの実店舗でお世話になったUMLAUTの下の階にある書籍と雑貨を扱っているお店。実店舗を行っている際にお誘いいただき、ひとつ返事で「ぜひとも」と返事をしました。いつもお世話になっている451ブックスさんもご紹介して、本だけだけど一緒に参加できることが嬉しいです。
店主の友紀さんは本当に気さくで愉しい方で、UMLAUTを通じてご縁をいただけたことに感謝するばかり。この機会にまた、堂島ビルディングにぜひ行ってみてください。
2014.01.15.wed
本日より 、SEWING GALLERYで「繕いの便り展」 がはじまった。私たちがスタッフをしていた頃からだから、もう12年目になる。今、ギャラリーの代表をしている桂さんが行ってくださったので続いていること。これも永井さんが提案してくださって始めたことだから大切な展示。なんとか参加することができた。今日、初日、オープンすぐに行ってみると一枚あるはずの自分の葉書の販売分がなくて、よくよく聞くと早々に旅立ったらしい。今回は特に販売を考えずに展示を主に考えてつくったので、何枚もできなかった。また追加できるのかと聞かれたけど。けど、と言った感じで。
とにかく作るにあたっては愉しい時間を過ごすことができた。自分たちが始めた「繕いの便り展」というのは、つくる人が手を動かす愉しさを味わってほしいと思っていたことだから、それが最高に味わえたと思う。追加は今のところはわかりません。あれば、あった時ということで、よろしくおねがいします。
そして、今日は作家のwassaさんとお話をした。水のような人だなと思った。これまで、知っているだけで関わりがそれほどなかったけど、今後、繋がりを太くしていけることが愉しみでならない。しかし、今日思った。我が主人とwassaさんの声のトーンが似ていることを。それに比べると私がにぎやかすぎで。だから、どこにいても存在に気づかれてしまうのだろうと、つくづく思った。
ただいま wassaさんはondoで個展開催中 です。お時間のある方はぜひ観にいってみてください。
2014.01.14.tue
歩いても、歩いても
からっぽにならない
2014.01.13.mon
成人の日。そういえばと自分の成人の日を思い出す。
昔から式や行事や祭りに参加するのが苦手で成人式も参加する気がもともとなかった。参加することに興味がなかった他の理由として、好きな劇団が休演する最終公演が地方であったから心底観に行きたかった。でも、中学からの友人が一緒に行こうと誘ってくれて、じゃあとしぶしぶ行くことに。一日限りの無駄遣いはしたくないし振り袖も着たいと思わず、自分が学校でつくったスーツを着ることにした。
当日、友人の着付けが終わるのをかなり待って式に参加。誘ってくれたのだし、終わってからも一緒に過ごすのだと思っていたら、彼が車で迎えにきて「じゃあ」と言って行ってしまった。車はラブフォー。車体が高く、振り袖の袖が挟まったまま行ってしまう様子を眺めて笑えないまま見送った。ひとりの帰り道、こんなことなら芝居を見に行けばよかった。何度思ったことか。
その日は家に戻ってすることもなく、母と一緒に近所のカラオケに行く事に。別の部屋で友人たちが歌っていたけど、まったく気にならないぐらい気楽でたのしかった。
これが、私の成人式。母はにとっては一緒にカラオケに行ったのが好い想い出になったのと「あんたは着物が着たいとか言わず、自分でつくった服で行ったのがえらかったと思う」と今でも言う。確かに、今思うと好い想い出。一緒に行った友達には、着物が挟まったことをずっと言い続けようと思う。まあ、そんなことが言って笑える友達だから。そんなこともあり、記憶の好いところに残っているのだろう。
2014.01.12.sun
逗子の菜文さんより荷物が届く。中を見なくても何が入っているかわかっているので「届いた、届いた」と軽く思ったのだけど、予定しているものよりも箱が大きい。雲の生まれるところで取り扱う マーガレットプレス 数冊のはずが、箱をあけると、いろんな本が山盛り。手紙を読んでみると、なんとも菜文さんらしいメッセージ。私たちをイメージして、まいまいと一緒に手元の古本を入れてくれたとのこと。それを菜文さん風に言うと単に「おくります」ではないから可笑しい。そういえば、菜文さんからの以前届いた荷物にも使える詰め物が入っていて笑ってしまった。離れているのに近くに感じる、そんな愉快な関係が嬉しいなあと、くすっと笑ってしまう。
2014.01.11.sat
今日は外出、フルコースの一日。
まずは、北浜の七重さんのアトリエcazimiにブックロアの本の納品に。jamjamjamのCDも置いていただきました。
次に一周年を迎えた肥後橋のondoにwassaさんの展示を観に行く。まだ、wassaさんが来ていなくて残念だったけど、ゆっくり観させていただく。
続いて茨木市のla galerieにTACOちゃん展示を観に行く。相変わらずかわいらしいやんわりした雰囲気のTACOちゃんだけど、作品は力強く、人の奥底にあるものを誘うよう。喫茶をしていると角谷さんご家族と遭遇。まるで待ち合わせをしているように、ご一緒させていただく。
夜の予定まで時間があるので、今宮神社の残り福のお詣りに。大阪で生まれ育ち、父は毎年行っているのに初めてで、笹をいただく訳でもなく、ぐるっと回って雰囲気を味わう。
近くまで来ているからと、通天閣を観に行く。こちらもはじめてで、おのぼりさんみたいに、わぁと喜ぶ。と言っても、上がる訳でもなく眺めるだけで、周辺をぐるっとまわる。
そしてそのまま阿倍野まで歩き、目的のoval GALLERYへ。 yuko yuko yuko展 が今日から開催で、そのオープニングパーティに参加。真っ白の空間にイケダユーコさんの作品が展示していて、たくさんの方々が訪れていた。
一日のしめくくり、そのまま下の階のダイニングでご飯。人、福、笑顔を訪ねて盛りだくさんフルコースの一日だった。
2014.01.10.fri
午前中に今年ひとりめ、「いつもの食堂」のお客様をお迎えする。というのも、高野裕子ちゃんが用事があって来てくれるから、お昼ご飯一緒にどうって言っておいたと主から聞いて、何しよ、何作ろ、いつものやなあと、いつもの食堂が開店。
高野裕子さん、中西ゆう子さん、イケダユーコさんの三人で明日から展示 を行う。余裕のyukoが気になる方はぜひ行ってみてください。18日にイヴェントが行われます。
SEWING GALLERYで行われる「繕いの便り展」 に出展する葉書を制作。時間がかかってしまい結局二枚に。参加することになんとやらということで、手を動かす愉しい時間を過ごすことができた。展示は水曜日から。アドレス帳持参でぜひぜひ行ってみてください。60人ほどの葉書が並ぶよう。
2014.01.09.thu
一ヶ月に一回の鍼灸の日。通いはじめた頃よりは脈がしっかりしているが、腰から下がまだ弱いとのこと。きっと運動不足。私も父や母みたいに歩かねばと思うのは何度目か。
2014.01.08.wed 「椿」
雨。降り続く雨音に耳を傾けることは好きで、ほっと落ち着く。しかしながらの小寒、一番寒い時期、明日はもっと冷えるときいて物干し場を見ると雛侘助がやさしい桃色の蕾をひろげていた。昨年、咲き終えた椿、雛侘助を購入。ひと鉢に二本植わっていて、寄り添っていた一本は夏の暑さで干からびてしまった。おそらく枯れてはいないだろうと葉枝を切ってやったので、枝だけの椿を励ますように、もう一本がいくつも蕾をつけた。毎年満開の白玉椿も暑さに負けてしまった。挿し木から育てている赤い椿は、暑さなんてなんのそのとたくさんの蕾をつけている。
椿は切り込んだ方がいいので、明日は家の花器にいけようと思う。これから次々に咲いてくれるのが楽しみでならない。
2014.01.07.tue 「想いの七草」
朝にたくさん食べられなくなっているので、お昼ご飯に七草がゆをつくる。生まれ育った実家では、七日は七草がゆ 、十五日には小豆粥を、あたりまえのようにおばあちゃんや母がつくってくれていた。私もお節料理を遅ればせながら作ってみようかなと思ったりしたが、もう七日。してみたい気持ちはやまやまだが、普段から煮物、酢の物をつくっているのだしと思い、やめておくことにする。でも、せっかくなので七草粥ぐらいはとスーパーでパックの七草を購入。ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ……、すずな、すずしろ……。せり、なずな、からはじめないから、なかなか七つにならない。買ったセットを並べて、調べた写真と合わせるが葉っぱが似ていてわからないものも。ラジオでは七草は旧暦の菜っ葉だから、今の時期にはないものもあるとのこと。
午後から、 CD「jam jam jam」 の納品のためにシャムアへ。お店に入って落ち着くと、聴こえてくるのはあのメロディー、まさに「jam jam jam」をかけてくださっていた。ありがたい。新年から松橋さんのあったかい笑顔にお会い出来て、気持ちほくほくで淀屋橋まで歩く。今年は自分の足でいろんな方に会いにいくことを決意しながら。
母に七草がゆをつくったことをメールした返事で「食べてくれる人がいるから、いいことやね」と一人ならつくらないことをしっかり見抜かれている。というより、母は私たちが仲良く暮らしていることを何より喜んでくれる。母も七草がゆをつくったけど、畑の葉っぱで七つにしたと書いていた。なずな、すずな、すずしろ、はあるとして、あとの四つはあれかな、あれかなと、母の愉快なオリジナリティを想像してしまう。でも、それがいい。それでいい。家族を想ってつくることが何よりなのだと母から感じる。
2014.01.06.mon
6日、月曜日。私たちも今日から仕事を開始する。年末年始にいただいたご注文の準備や返答や発送など、私もそれなりに仕事があるような気がする。
そして、遅ればせながら
SEWING GALLERYの「繕いの便り展」 への参加を代表の桂さんにお願いして気持ちをひきしめる。さて、今回はどんな葉書にしようか。
2014.01.05.sun
小寒 、寒の入り。今回の言葉は年末に保手濱さんから絵をいただいたため、年末年始ずっと言葉を考えていた。とくに年始にイメージを形にしたので、改めて読むと私の書き初めのようにも思える。
お昼前に高槻の実家に。私の主人が関東の人ということで、母は我が家風の白味噌のお雑煮をつくってくれている。関西風と言いたいが、私のおばあちゃん、畑尾タマエ風と言った方がいいかもしれない。おばあちゃんが生きていれば聞きたいこともたくさんあるが、我が母はおばあちゃんがしていたようにしているから、なんでそうなのか母もわからないことがある。しかしながらタマエ風であれ、私にとってはお正月にしか食べることのできないうちの味だから特別感があって嬉しい。
せっかく夫婦ふたりで来たので夜ご飯も一緒に食べることにしているが、夜までにだいぶん時間があるからと今年も摂津峡の森林センターへ。歩くのが好きな一家だから、父先頭で山を歩く。そして、野菜を見るのが好きな一家だから野菜を見て、椎茸狩りをしてと、私にとって父母と過ごす愉しい時間。
家に戻ってから、母の畑で野菜を収穫。大根、蕪、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、水菜、レタス、チンゲン菜と盛りだくさん。そして、テレビを見ながら晩御飯。なかなか夫婦ふたりでうかがわないから、父も母も喜んでくれていた。
年末年始は横須賀に、そして今日は高槻に。横須賀のお母さんも高槻の母も家族の太陽だなあと改めて思う。皆を思い美味しいご飯の準備や、細やかな心遣い。誰のためにという小さな一点を思ってではなく、なにもかもを大きく包み込み照らす太陽のように。家族と言っても夫婦ふたりの家ではあるが、私もそうなりたいと。大切なことに気づかせていただく年末年始を過ごした。
2014.01.04.sat 「鍵やの黒豆」
昨日の夜につけておいた黒豆を朝から煮はじめる。おばあちゃんが生きていたころから、ずっと黒豆を煮ていて、今は父や母に持っていくのが恒例となっている。私のこだわりは毎年日記に書くのだけど、父が入院した時に兄が父に見せるために鉄でつくった試作品を釘のかわりに入れて煮る。錠前コウバの娘らしい黒豆、家族の想いがこもった黒豆だと思っている。午前中に五時間ぐらい煮て、午後から少し買い物に。夜に戻って、また二時間。
毎年、豆のグラムは違うし、砂糖は違うしでいろいろ。今年はどうだろう。父や母、主にも美味しくたべてもらえるだろうか。煮てすぐには味がわからないので、祈るばかり。今年は豆500グラム、キビ砂糖300グラム、醤油大さじ3、重層小さじ1.5、そしてお水を17カップと多めに。甘さ控えめでぱくぱくとたくさん食べてしまうのが、私の目指す黒豆。
2014.01.03.fri
本日、大阪に帰るつもりが、東京で火災があり新幹線がとまっているとのこと。急ぎで帰らなければならないわけではないから、夜には動くだろうと一応帰る準備。そんな様子を見ていた姪っこ姉ちゃんは「新幹線がとまってるから明日にしたら」と真剣な顔でいう。私たちが来るのを楽しみに待ってくれていて、姉妹ふたりとも楽しそうに遊んでくれた。「明日にしたら」なんて最高に嬉しいお言葉。ありがとう、たくさん遊んでくれて、たくさん笑ってくれて。
2014.01.02.thu
横須賀は、今日も天気がいい。どこかに行こうかという話になったけど、どこにも行きたいところがなく歩いて荒崎へ。結婚式の前日に、荒崎の海岸で父がこけて眉間を切ってしまった記憶がよみがえりそうでこわくなったが、昔のことだと振り切るために思いきって行く。こわい、こわいと手に汗をかいて彼のうしろを歩いていったが、あの日の景色はどこにもなく海も空も風も気持ちよかった。太陽の日差しは強く、照り返しが眩しい。大好きな自然が大きく手を広げてくれているように感じた。こわくて、いじけていた自分が恥ずかしい。そばにいる人も自然と同化しているように思えて、情けない自分で申し訳なくなった。
午後から姪っこ姉妹と外で遊ぶ。外に行こうと誘ったものの、寒いんじゃないか、風邪ひいたらどうしようと心配になる。しかし、姉妹は砂で遊んで土だらけの好い顔に。子供は風の子、そうでなくちゃ。私も一緒に土だらけになりたかった。風の子になりたかった。
2014.01.01.wed
2014年、平成26年、午年。本日、元旦。風がつよい。きっと好い年になる。そんな予感。
本おや古本市
堂島にある書店「本は人生のおやつです!!」さんの古本市にBOOKLOREの本で参加させていただきます。
他に参加される方々は古本を扱っておられる店なのでもちろん古本を出されますが、BOOKLOREからは新書、いつものラインナップを出させていただきます。 |
ZINE 展 - それぞれの本の形 3
ZINEとは、個人の手で構成・デザイン・印刷し、販売までする小冊子のこと。二回目となる今回も、さまざまな分野で活躍中の方々が参加。451ブックス セレクトの全国のZINEも展示販売。 |
『繕いの便り展』
SEWING GALLERYでは、2014年1/15(水)から2/2(日)まで行われる、ポストカード展「繕いの便り展」に参加しています。 |
畑尾和美 個展
2014.6.25.wed - 7.6.sun |
詩画集『 九月の朝顔 』
2011年9月21日にBOOKLORE (ブックロア)より、糸で描
いた作品 と朗読から紡いだ「声の本」として、詩画集 『 九月の朝顔 』を出版
いたしました。日常の小さな出来事、京都の町家での暮らし、家族や大切な人と
のこと。ひとつの種から花が咲くのを感じていただけると嬉しいで す。 |
雲の生まれるところ
http://kumonokouba.com/ |
『雲の生まれるところ』at UMLAUT
2013年12/13から18までの6日間、 |
THE BOOKS
ミシマ社の『 THE BOOKS -365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」-』に、我が本“九月の朝顔”のことを書いて下さってます。本のこと、書店のこと、書店員さんの思い、365頁の何倍も楽しめる本です。見かけた際には、ぜひ手にとってみてください。そして、本をお伝えしてくださる方々の心を感じて下さい。 |
畑尾和美 朗読会 『 九月の朝顔 』
「九月の朝顔」と題して、日々の暮らし、人との出会い、日常の小さな出来事を
2007年より綴っています。今後も朗読というかたちで温度のある言 葉を伝えて
行きたいと考えています。興味をお持ちの方は気軽にご参加ください。 |
『 Fantastic Something 』
(ISBN978-4-9903667-0-4 C0095 ) ¥1575- (税込み)編集/中島恵雄 装幀 /梅田唯史
表紙文字/畑尾和美
私にとって、ものづくりのきっかけとなった小冊子“Fantastic Something”が
BOOKLORE(ブックロア) より一冊の本となって発売されました。 ぜひ、たくさ
んの方に手にとって読んで頂きたいです。
書店でもご注文頂けます。SEWING GALLERYやbeyerでも販売。取り
扱って頂けるお店も募集しております。
詳しくはブックロアのホームページ http://booklorebooks.net/をご覧下さい。
“村椿菜文 朗読会 at beyer 2009.03.27”
菜文さんと一緒に朗読しています。
どうぞ、動画でご覧下さい。 |
Marguerite Press
冊子『
マーガレット プレス』の マーガレット web、marguerite diaryに“番茶日
記”として、日々の身近なことがらを綴ります。 |
BUTTONS AND BOWS VOL.3WINDCHIME BOOKSより、詩の雑誌『ボタンとリボン』の3冊
目発売されました。今回、マリンガールズのインタ ビューを掲載して頂いてい
ます。 |
BUTTONS AND BOWS VOL.2 - 笑顔の順 番 -永井宏さん監修の詩の雑誌『ボタンとリボン』の二冊目に詩を掲載して頂き ました。 |
『ボタンとリボン』[BUTTONS AND BOWS] |
畑尾和美 冊子 取り扱い店
|
『冬の贈りもの展』
新潟長岡市のギャラリーmu-anさんの企画展に畑尾和美(BOOKLORE)として参加させていただきます。 |
BOOKLORE「あべの王子みのり市」に出店いたします
2013年10月12日 土曜日 10:00〜15:00 |
BOOKLORE「なかなかの森バザール」に出店いたします
2013年10月7日(月)10:00〜15:00 |
jam jam jam 音楽祭 2013.09.21.sat
http://tamazkue.sakura.ne.jp/jam3/ |
畑尾和美 個展 - その ひとつ から -「糸で描き、言葉を綴る展覧会」 |
BOOKLORE(ブックロア)
|
「 二月の本棚 」−BOOKLORE FAIR−
2013年2月23日(土)〜28日(木) |
SEWING GALLERY の yupu展で
|
大人の絵本教室 「もりのなか」の物語
こども達に人気のあるマリー・ホール・エッツの絵本
「もりのなか」。ラッパを持った少年が森の中で動物たち
と出会う物語のなかに、大人だけ見える物語があります。
絵本のなかに託された彼女の思いを451ブックスの根木さんが
ご案内してくださいます。 |
第2回 JAM JAM JAM 音楽祭 2012
2012.10.6.sat |
『 内山下ブックジャーニー 』
日時:2012.9.17.mon(祝日) 11:00?21:00 |
その ひとつ から糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
『 Tシャツ展 』
2012.6.1.fri - 7.24.tue <二部構成> |
『 雨音を聴きながら 』
2012.6.14.thu - 6.24.sun |
BOOKLORE ブックフェア
2011.10.02 - 11.30 |
個展「 九月の朝顔 」
糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
「 九月の朝顔 -声の本- 」
糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
心文展 朗読会『 声にのせて 』
心を綴る |
「ひとつの朝に咲く花から 九月の朝顔」糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
「ぽかんと、みあげて」糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
marine girls poetry reading LIVE8/2 sun 18:30 start |
hinatabocco cafe 展2009.06.30- 07.05 |
「笑顔ひとつ - 九月の朝顔 - 」日々の事柄を、 |
「 のこしたいもの 」
|
「左手も添えて」日々の小さな事柄と繋がりを綴る作品展 |
la voix du vent・fantastic something poetry reading live2008.09.21.sun 15:00 start |
swimy 協同公募企画展 「おんさ」
2008.07.30 - 08.10 |
- 九月の朝顔 -
|
いちりん、にりん - 九月の朝顔 -
2008年7月1日?7月13日
|
marine girls poetry reading live at RUSTIC HOUSE日時:2008年6月22日(日) 19:30 start |
九月の朝顔言葉と糸で暮らしを描いた作品展 2008年2月22日?3月6日 |
9つの机 展SEWING GALLERYは2007年11月19日に5周年を迎えます。そ
れに合わせて、ソーイングギャラリースタッフ9人が集まったグループ展「9つの
机」を開催 します。ギャラリー内には9つの机が置かれ、その机でスタッフそれ
ぞれが自らの表現発表を行ないます。 |
Fantastic Something 表紙原画展 in 松江2001年より北堀江のシャムアで発行している小冊子「Fantastic Something」。 その冊子には、もの
書きを生業にしていない人達の詩や散文が収められています。 9月2日に
Fantastic Somethingをまとめた本がBOOKLOREより発売されました。 その発売を記念して、
Fantastic Something初刊より表紙画を制作し続けている畑尾和美の表紙原画展
をミリバールギャラリーに引き続き松江のsouka ギャラリーにて開催します。 |
Fantastic Something 表紙原画展2001年より北堀江のシャムアで発行している小冊子「Fantastic Something」。 その冊子には、もの
書きを生業にしていない人達の詩や散文が収められています。 9月2日に
Fantastic Somethingをまとめた本がBOOKLOREより発売されます。 その発売を記念して、
Fantastic Something初刊より表紙画を制作し続けている畑尾和美の表紙原画展
をミリバールギャラリーにて開催します。 畑尾和美は身近のものを使い毎回冊
子のテーマに沿った表紙を制作しています。彼女の制作活動はこの表紙画がきっ
かけではじまり、今では各地で個展を開催す るようになりました。そんな彼女
の作家活動の原点から現在までの流れを見てとることのできる作品展です。 |
fantastic somethingfantastic something出版記念 |
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雨の唄2007.6.26.tue - 7.8.sun 11:00-18:00 |
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