2012.1.27.fri 「呼ばれているような」
朝にパソコンを開くと新潟の友人からメール。「一面の雪景色。寒いです」の言葉を見ると、こっちでチラチラ雪が舞うぐらいで寒いなんて言ってられない。いろんな土地に知り合いが出来るということは、私自身を大きくするような気がする。
家に着くと、ブックロアの感想カードが届いていた。松江から。DOORでの展示の際にこられないからとお手紙をくださって、その後、京都まで来てくださった方。本を購入しようと思っていたら、誕生日のプレゼントで手元にやってきたとのこと。自分の知らないところで、自分の本を通じての物語が生まれていることが嬉しい。
ずっと挨拶にいきたかった岡山で朗読会をおこなった。高知にも行った。次は松江と名古屋に挨拶、そして金沢に営業に行かねばと思っている。だから、松江からのメッセージは呼ばれているように思った。呼んでくれているように感じた。
2012.1.26.thu 「そんな存在」
晴れ。寒い。家の中はあたたかいものだと思うから余計に寒い。外は寒いもんだから寒くてもなんとも思わない。頭というのは時々やっかいなものだと、やっかいものの頭が考える。
足が冷えると眠ることが出来ない。お湯をわかし湯たんぽを準備して、隣の布団にしばらく入れておく、そして寝る前に自分の布団の足元に入れる。冷えた足先を湯たんぽに引っ付けて温めてから、体の近くに引き寄せる。縫いぐるみみたいにぎゅっと抱きしめたら、低温火傷をするおそれがあるので、いい距離を保つように心掛ける。壊れやすい卵を抱きたいけど、おっかなくて抱くことができないような感じ。でも、そばにあると安心して眠りにつくことができる。寒がりの私にとって湯たんぽとは、そんな存在。
2012.1.25.wed 「今日は何曜日?」
寒い朝。昼過ぎには京都は雪が降っていた。新潟はきっと積もっているだろう。岡山の気候はどうだろうか。安曇野も真っ白かもしれない。高知はそれでも暖かめかな。心の支えとなる日本各地の方々を思って考える。
昼休みには日本地図を購入しようと思って本屋にいった。大きいのにするか、小さいのにするか迷って時間切れ。朗読行脚の旅先のしるしをつけていこうかと思う。
夜に451ブックスのユキさんが、その後のお話をメールでご連絡くださった。実際、お会いしているから頭の中の想像もむくむくと動き出す。そして、温もりと共に言葉が胸に響く。そういえば、我が本「九月の朝顔」出荷率ナンバーワンは、もちろん岡山。そんなに注文がないということもあるけど、改めてありがたいことだと感じる。朗読会を行った岡山市のpieni..では、引き続き作品の展示をしてくださっている。店主の笑顔に引き寄せられるように、たくさんの笑顔が集まってくる場所。ぜひぜひ行ってみて欲しい。
2月17日より永井さんの写真の巡回展が岡山市、公文庫カフェで開催。それに伴い、pieni..では18日に小山千夏さんのものづくりのワークショップ、19日に蟲文庫では村椿菜文さんや坂本真衣子さんの朗読会も開催されるとのこと。偶然なのだけど、なんだかこの冬、岡山づいているような気がする。残念ながら、その時期に用事があってうかがえないが、自分も参加をしているようで勝手に嬉しくなっているこの頃。たくさんの方々に、あたたかな岡山時間を素敵な場所で過ごしていただきたい。
大阪に着いて、寒いなぁと思いつつ大あくびをしながら家に戻ると、朝に出したガラスや缶のゴミが玄関先に残っていた。あぁ、気づいてもらえなかったんだと思って、家に持って入って考える。あれ、今日は何曜日?火曜日の資源ゴミの日だと思っていたら水曜日。普通ゴミの日なのに勘違いしていたことに気がついて、ひとりで笑ってしまった。ゴミの日を通して曜日のめぐりを意識している。旅に出ていたことによって、なんだかわからなくなってしまっていたようで。いつもなら失敗をしばらく悔いるのだけど、笑っている自分。旅に出たことで、何かがかわったのかもしれない。
2012.1.24.tue 「繕いの言葉」
曇り。かなり寒い。朝のラジオで、関東では大雪とのこと。京都もそうかもと到着先の空を思いながら電車にゆられる。
そろそろ、星ヶ丘のための朗読会に気持ちを注ぎたい。今回は私ひとりではなく、永井さんのワークショップから生まれた“蟻とステッチ”の方々と一緒に行う。ギャラリーの代表のハマちゃんが繋いでくれているから安心ではあるが、その気持ちにこたえられる時間にしたい。いろんな出会いを思い出しながら、繕いの言葉を思い描く。
2012.1.23.mon 「恐らく冷えから」
曇り、そして午後から雨。高知や岡山はあたたかかったことを思う。
昨日までの駆け足の二日間は充実の長距離マラソンで、その余韻に浸る一日。次の準備をしたいが、目の前のすべきことが気になる。それより何より、昨日、旅から戻り腰に激痛。布団を敷くのに「痛い」を何度も口にする。恐らく冷えからの腰痛だと思うが、かばいながらの次の日。腰をあたためつつ、451ブックスへ追加注文の我が本を送る準備。
2012.1.22.sun 「心の根っこ」
朝起きて、時計を見ると信じられない時間。予約していたバスの出発時刻10分前。え、え、あ、あ、もう何をすればいいのか分からず、諦めた相方を横に、チケットに書いてある電話番号に慌てて電話をかける。乗り遅れたことを伝えた方がいいだろうと思っただけなのだが、かけた先はキャンセルの払い戻しセンター。まさに出発時刻になって、何が言いたいかわからない電話で向こうも困っている。結局、流れのまま、特別にキャンセルして頂くことになり、チケットの送り先を聞くと北海道。岡山から高知に行く前に北海道の人としゃべっている私。何がなんだかわからない。
一本後のバスのチケットを買うことも出来て、ほっとしてパン屋さんに入ると、昨日、朗読を聞いてくださった方に出会う。こういう風になっているのだと、慌てた時間もプラスに感じる。まぁ、旅はぼちぼちとなるようになるということで。
11時過ぎ発のバスに乗り、昼間の景色を見ることもなく目を閉じた。気づいたら瀬戸大橋を渡り目的地到着。そんなこんなで、高知に来たのだという実感がわかない。それでも、私にとって初高知。ずっと来たかった土地。というのは、本を扱ってくださっているお店や、そこを紹介してくださった方々に挨拶に伺いたいと思っていた。
バスが一本遅れたこともあるが、夕方には電車で帰るのでゆっくりする時間はない。まずはお城に続く日曜市へ。30年以上の歴史がある有名な日曜市は、地元の方々が行っていることが気持ちよく感じた。生姜、ぶんたん、柚子、田舎寿司、鰹、何か欲しいと思うのだけど、次から次に店が続くから目移りしてしまう。結局「ひがしやま」という干し芋と、おじいちゃんが銅でつくったコーヒーのお湯差しを購入。全くそういうつもりではなかったのに、銅細工のおじいちゃんの話しがもりあがり、「商売してる訳じゃないき」と言いつつも、しっかり商売されていて、それが面白くて旅の記念にひとつ頂くことにした。
土地のものを食べたいと、いろんな屋台のあるところに行ったが、昼時でいっぱい。普通の和食のお店に入ると、ここは今日までで移転するからとコーヒーをサービスしてくれた。そんなことも今日という日の思い出のひとこまとなる。
本を置いて頂いているグラフィティへ歩いて向かう。川添に並ぶ白壁の倉庫を目指していくと休みだった、というのは道を挟んだ向こうに藁工ミュージアムという美術館が出来ていて、グラフィティで本の担当をしてくださっていた方は、そこの学芸員をしているとのこと。手紙やメールだけでは知りえないことを、実際に会いに来て理解する。そして、しばらく連絡がなかったことも納得した。それでも担当してくださっていた方にお会いできてよかった。目的をひとつ達成。
次はグラフィテイを紹介してくださったボンコアンへ。最初にお手紙の返事をくださった方はやめられたことを知っていた。でも、次の方も七夕の短冊をくださっていたので、もしかしたら畑尾の名前もわかるかもと小さな期待を持って伺う。そしたら、思わぬ展開。もう声をなくすぐらい喜んでくださった。何もわからない土地に来て、会いたかったと言ってくれることほど嬉しいことはない。あぁ、来てよかったと心から思った。初対面ながら、以前から知っていたように笑ってお話させて頂いて、本のことを伝えると、置いてくれるかもしれないとあるお店を教えてくださった。そこは私たちが行きたかったお店で、何かが繋がった気がした。紹介してくださったterzo tempoは、日本家屋を喫茶にしていて、本やCDを少し置いていた。キョロキョロと見回していると店主が「ハタオさんですか?」と声をかけてくださった。ボンコアンのマリコさんが電話で連絡をしてくれていた。店内には優しい光と、心地好い音楽が流れ、珈琲のいい香りがした。本棚には永井さんの本もあって、そっと背中を押して頂く。ゆっくりと過ごしてから、ブックロアのこと、私の本のことを伝えた。また連絡をくださるということで、ここから何かあたたかな繋がりがはじまる気がした。旅のお土産にボンコアンのマリコさんが作った日めくりカレンダーを購入した。
6時半には電車に乗って大阪に向かう。駅でお土産などを見て出発の時刻までゆっくり過ごす。「また、ゆっくり来たいね」そう話して、アンパンマンの音楽とともにやってきた南風という特急に乗って目を閉じた。
岡山、高知の二日間の旅。どちらともに、人と人と、そして人との関わりや繋がりの大切さを思った。やはり、実際に会いに行って、顔を見て話すことが大切。メールや手紙だけの繋がりにはない確かな温度、温もりが心に生まれる。これから時間がかかってでもいいから、お世話になっている方々に会いに行きたい。心の支えとなる会いたい人たちに感謝の心を持ちつづけたいと強く思う。
今回、夫婦ふたりで行くことができた。3月で結婚まる二年となる。そんな私たちにとって大切な二人旅になった。そう言えば、先日、喫茶のお客様が「もう結婚して何十年も経つけど、夫婦で出かける時は“シンコン”旅行という」と言っていた。その方は「新婚」ではなく「心根」で、互いの確かな心を感じ合う旅なのだと話してくれた。私たちの場合は夫婦ふたりのというより、出会う方々との間に根っこを伸ばす「心根旅行」なのかもしれない。出会いの旅、感謝あふれる二日間だった。
2012.1.21.sat 「岡山の朗読会」
朝6時の電車に乗るために4時過ぎに目覚ましをセットした。でも、起きたのは5時20分で、ゴミ出しやお風呂掃除をしたいから、あぁ、もう無理だと諦めた。相方も起きて紅茶を入れたり、落ち着いて準備してるのを見て、落ち着けば大丈夫かもと不安がなくなる。外は雨、まだ暗い。したいことをしてから、なんとか予定の電車に乗ることができた。
今日は岡山で朗読会を行う。451ブックスのユキさんに相談してから三ヶ月ぐらい。もう当日が来てしまったんだと少し淋しくもなり複雑な気持ち。
在来線に乗って、まず向かうのは倉敷。岡山に行くのならば、やはりお世話になった、あの店に行きたいと連絡をしていた。そう、古本屋の
蟲文庫。2008年、私の『九月の朝顔』は、ここから始まった。そして、思い起こせば、ものづくりを始めて二度目の個展を蟲さんで行った。永井さんが話すコタツのある本屋という話が気になり、年明け早々に押しかけてしまったことを思い出す。それは2002年のことだった。
前回の個展から4年ぶりぐらいに伺う蟲文庫は、少しずつ棚の位置がかわっていても、やっぱり変わらぬ蟲さんで、店内の空気もそうだけど、おさげに目がねのミホさんの穏やかな笑顔にホッとする。もうすぐ、お店のことを書いた本も出るということで、それも楽しみ。
岡山市に電車で戻り、初めてお会いするユキさんに車で迎えに来てもらった。考えてみると岡山県には何度か来ていても、岡山市は初めて。ちなみに451は玉野市にある。
pieni..(ピエニ)に着いて、店主のヒデミさんにご挨拶。私の作品も展示してくださっていた。ピエニは小さな学校のようなお店で、いろんな教室を常に行っている。椅子があり、テーブルがあり、ここで、いろんなことを皆が学んでいる。永井さんのワークショップに通っていた私もそうだったように、次の一歩を踏み出すきっかけを見つけにきてるのかもしれない。ここに来れば何かが始まる。ピエニはそんな場所なのだろう。
朝ご飯を食べずに倉敷に向かって、美観地区の喫茶店でコーヒーとトーストだけを食べた。そんな私たちのために、ユキさんがおにぎりを作ってきてくれた。何から何まで、ありがたく、お心遣いに感謝。
今回の朗読会は昼にしか来られない方もいるということで二回行うことにした。もし誰もいなくても、まずは会や場所に携わる方に聞いて頂くことに意味があると思っていて、その気持ちも伝えていた。しかしながら、どちらの回も、たくさんの方々が参加してくださるとのこと、もう本当にありがたく言葉がでない。と言いたいが、朗読をしに来ているのだから、感謝を声で伝えたい。
ユキさんの提案で、私が皆さんに、ほうじ茶を入れて始まった。ユキさんの妹さんが作った胡麻のクッキーときな粉のクッキーと一緒にお渡しする。雨上がりの光が、大きな窓から差し込み、優しく包みこんでくれるのを感じつつ、言葉を声にした。朗読から生まれた本を開き、また声で伝える。幸せな時間だった。
夜の会までの間に、451ブックスに車で連れていってもらう。ずっと行きたかったお店で、今回の大きな目的でもあるから楽しみで仕方ない。湖の近くにあるブルーを基調とした建物に大きく白抜きで451BOOKSと書いていて、相方と二人「わぁ」としか言葉がでない。ガラスごしに見える螺旋階段、その下で店主であるご主人が穏やかな笑顔で迎えてくれた。狭いから、狭いからと聞いていたが、宝探しのように興味津々心をつつかれる。階段ごしに見る本棚が、幼い頃に描いていた世界に似ていた。
小学生の頃、家の近くに空き地ができた時「ここに、何ができたら嬉しいやろ」と友達と話した。私は大きな図書館と答えた。「大きな」というのは、空に向かって遥か高くという意味で、不思議の国のアリスが穴から落ちた時に、その穴の壁に本が並んでいたという描写か挿絵に憧れていた。階段ごしに眺める本。まさに私の夢みた景色が目の前にあった。
お店には、私たち以外に男性がふたりいて、どなたかの子供にプレゼントする本を探している様子。見るからに絵本売り場にいなさそうな感じの体の大きな男性で、そんな体格とは関係なく「何時間でもいられるわ」という呟きに、同感、同感と頷いてしまう。その男性に本棚を譲りあいながら、すれ違う笑顔がキラキラと輝いてみえた。そして、相方も私も451の空間に夢中になっていた。ずっといたいが、いつまでもいられない。名残惜しくなりつつ、夜の回のためにお店を後にした。
夜のピエニは、また違う光の表情で、外から室内を見ると温かさを感じるだろうなと思った。そして、ガラスで囲まれた空間は外の暗さで狭く感じつつも守られているよう。だから余計に人でいっぱいに感じる。
夜の会の方々に昼とは違う内容の朗読を聞いていただいた。昼も夜も、皆様、本を購入して、サインを求めてくださる。私は教科書の裏の名前のようなものしか書くことが出来ないと言って、皆さんとお話しながら、万年筆で名前を書いた。相方は「目の前で、こんなに売れるのを初めて見た」と言った。夢かもしれないと、私も思った。
会の後には、朗読を聞いてくださった方々も残って、一緒にご飯をたべにいく。皆さんが仲良くしている方のお店で特別メニュー。何から、何まで、私たちのためにと準備してくださっていることを思うと、感謝やありがとうより、もっと伝えたい言葉を探していた。
「また来ます。また会いましょう」と、この大切な時間を皆様にいただけたことを胸に、歩み続けていくことを誓う。そして、やはり、実際に会って、確かな時間を共に過ごすことが大切なのだとつくづく感じた。そう思うと、まだまだ行くところがある。そして、また会いにきますと約束したい。
そう、朗読を聴いてくださった方にお花を頂いた。SEWING GALLERYの展示で二回お会いした方。この日をずっと待って楽しみにしてくださっていた。私のことを思って、お花をお願いしてくださったことが、とても嬉しかった。
素敵な場所を貸してくださり、作品を愉しんで気持ちを込めて展示してくださったピエニのヒデミさん、会に参加してくださった皆様、いつも本をお伝えしてくださっている451のケイタロウさん、そして、今日という素晴らしい一日に気持ちを注ぎ、心温まる時間に呼んでくださったユキさん、心より、心より、ありがとうございました。そして、また会いましょう。
2012.1.20.fri 「後はライブ」
曇り空。いつ雨が降ってもおかしくない天気。
昨日、相方が大阪梅田の大型書店“MARUZEN&ジュンク堂”に行ったようで、我が本『九月の朝顔』を面だしで置いて下さっていたとのこと。大阪で本をご購入の方は、5階の書棚「芸術 20:画文集」でお探しください。購入目的ではなくても、店員さんに問い合わせて見るとか、ちょっと刺激をしてみることもお勧めいたします。まぁ、なんともならないとは思いますが。また、ここの書店に置いていたよ情報もお待ちしています。私が嬉しいだけですが。
朗読に出掛けると言っても長旅ではない。それでも、私自身のひと区切りだから、細々とすべきことを済ませておきたいと思う。ここで「まっいいか」と思うかどうかで、心持ちがかわる訳で。そして私はタバタしてしまう方で、前日の今日もすることが頭の中に盛り沢山。
夜に持ちものを最終チェックと、時間はかって朗読の練習。でも、喉のことも考えて、間の話を入れて一時間だけにしておいた。後はライブということで。寝たのは2時過ぎだった。
□ 1月21日土曜日に岡山市の pieni.. ( ピエニ ) にて、451BOOKS 主催の朗読会を行います。 詳しくは、畑尾和美朗読会 web をご覧ください。 http://pienitori.web.fc2.com/hatao/hataokazumi.html
2012.1.19.thu 「久々の雨」
曇り空。午後から雨になるとラジオで言っていた。
年が明けて、いろんなことがクリアになった気がしていたけど、実はすることがいっぱいあって、やることもりもりの波が、そこまで来ていることに気がつく。繕いの便り展に出した葉書のように“ぼちぼちと”と思いながら、すべきことリストを書いてみる。ほとんどが、明後日の朗読会の準備で、それが終わると星ヶ丘での朗読会のことにつづく。3月のウクレレの発表会も仲間と盛り上がっているが、私自身のやるべきことにまずは向き合うべき。ウクレレを三回ほど弾いて、バタバタと家をかけまわって岡山に向けての準備をする。落ち着いて、練習もせねば。
一日中、冷たい雨が降っていた。久々の雨に肩の力を抜いてもいいんだよと言われているよう。朗読への緊張はない。会いたい人に会うことが出来る喜びを感じている。
2012.1.18.wed 「かけがえのない出会いへ」
晴れ。掃除、洗濯、昼ご飯、休みだからできることをする。そして、落ち着いてから岡山の朗読会の準備。今回初の2時からと7時からの二部構成。せっかくだったら、別の内容にしようと思っている。町家の話と家族の話で進行を整える。今は『九月の朝顔』という本があるので、それをもとにして進めていく予定。451ブックスのユキさんやピエニのヒデミさんのおかげで、どちらの会でも、心地好いぐらいの人数が来てくださるとのこと。私がユキさんに「いつか、いつかじゃ、いつになってもできない。“いつか”と思った時こそが“今”だと思う」ということをメールで伝えた。そのことから、場所を考えてくださり、フライヤーを作ってくださり、いろんな方々に声をかけてくださった。結局、自分はというと、この日記で告知というか、呟いたぐらい。今までもそう。ユキさんに感謝すると共に、これまでお力をかしてくださった方々に感謝の気持ちが溢れる。本という形にした今だからこそ、かけがえのない出会いへの思いが巡る。
以前、仲間と「恋は何色か」という話をした。ショッキングピンクという人がいれば、マーブル模様やロウソクの明かりの上の方という人もいた。私は「空のような色」だと答えた。そう、晴れ渡った空もあれば、雨もあり、夕焼けもあって、雲の多い空もある。日々、同じいろではなく、めぐりめぐる、移り変わる。あの時は考えて考えて言ったけど、やっぱりそうなんだと思うこの頃。今日は穏やかな空。低い冬の空は心を穏やかにしてくれる。
2012.1.17.tue 「雲の多い空」
晴れ。どの空を見ても青。好きな色だと思って深呼吸。
友人が恋をしていて、何やら楽しい時期らしい。そんなメールに嬉しくも思うが、ちょっとうらやましくもなる。自分にとってのそんな時期は、主人と付き合って二年目ぐらいだったというと、じゃ今はどんな時期なのだという問い。なかなか考えることのない質問に悩んでしまう。そして、「晴れてる訳でもなく、雨でもなく、雲の多い空のような」そんな大切な時期だと答えた。はっきり言葉にできないのだけど、彼女には伝わったみたいだった。
仕事の帰りにピンクのガーベラを買った。今日、阪神淡路大震災から17年を迎える。そして、うちのおばあちゃの命日。家に帰って二本の花が入ったガラスの花器にいけようと思う。
2012.1.16.mon 「現状維持」
グレーの雲が広がる朝、事故で電車が遅れてダイヤがみだれ、なかなか京都にたどりつかない。どうすることも出来ないから、焦らずただ揺られる。とにかく着いてからが体力勝負、走ることを覚悟。それをウクレレ仲間にメールで伝えると、こけないようにと心配してくれる。
三条につてから会社まで休まず走り、なんとか間に合った。そして仲間に返事をする。「転ばず、顔は現状維持です」。おそらく、鼻血にあごひげの愉快な顔のことを思い出していただろうから。
家に帰って、ひとりご飯の後にウクレレの練習。歌いながら弾くというのは楽しい。みんなで出来たら、もっと楽しくなるのだろう。でも、岡山の朗読会がもうすぐだから、しばらくは、そちらに気持ちを注がねば。試験前のテスト勉強みたいに、違うことに気がいってしまう。集中力のないあの頃の自分を思い出す。あんまり変わっていないということ。
2012.1.15.sun 「ぐるり、いつもの顔ぶれが」
曇り。低く広がる灰色の冬の空。肩の力を抜いていいんだよって、優しく包み込んでくれる。
仕事の後に星ヶ丘へ。いつものお店に集まって、大好きな方を囲んでご飯を食べようとのこと。遅れていくと店は貸し切り状態。いつもの顔ぶれが、いっぺんに挨拶してくれるから、頭いっぱい、お腹いっぱい、贅沢過ぎて目がまわりそう。でも時間が経って落ち着いてくると、あっちを見ても、こっちを見ても、気の知れた人でほっとする。家族のような仲間に囲まれるというのは幸だなとつくづく感じる。いつもながらの、あったかくて優しい時間を過ごさせていただいた。みんなの笑顔を見るだけで、今年もいい年になりそうな気がする。みなさん、ありがとう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2012.1.14.sat 「新年会の懇親会」
曇り。
お昼前に出かけたら余裕よ。なんて思っていたら、昨日準備した荷物に急遽追加があり大慌て。出かけてから携帯電話を忘れたことに気がつき、また慌てて駅から家に戻る。なんとまぁ、バタバタな一日のはじり。今日はウクレレの仲間と新年会と打ち合わせの日。3月の発表会に向けての懇親会と言ったところ。
秋から冬にかけてのウクレレ レッスン期間には練習がしっかりできてなくて、言い訳だらけで頭から湯気がでて終了した。発表会に出るなんて、とんでもないとも思った。一度ギターを習って、全く弾けないままやめてしまったことが気持ちのどっかにひっかかっている。今回も、みんなと一緒のようにできなくて、ついていけなくて、「やっぱり、また駄目だ」そう考える自分が嫌だった。だから、悪い状況を前向きに考えようと気持ちの方向転換を試みる。弾きたい曲を選んでみよう、やりたいことを提案しよう、ひとりではなく仲間とすることを楽しもう。上手い下手ではなく、気持ちを注ぐことで楽しいと感じることが出来れば、ウクレレや仲間との出会いの意味が強くなるはず。今を楽しみたい。だからこそ、自分が考えたことをウクレレを通して出会った人たちに思い切って伝えた。どうして、この曲を選んだのかと、この曲に込めたい思いを。
新年会の懇親会は昼ご飯から夜ご飯まで続いた。ウクレレを通して、また大切なものをいただいてしまった気がする。手の平に降りてきた出会いの糸を、ふわりと包みこむことからはじめたい。
皆それぞれに日々あらゆることと向き合っている。これから練習する曲が私たちのテーマソングになるといい。笑いたいときにも、泣きたいときにも口ずさみ、ひとりではないことを感じる唄になるといいなと思う。そんなことを一緒に感じることができる仲間との出会いに心から感謝したい。心から、そう思うことができる濃厚な時間を過ごした。
2012.1.13.fri 「会いたい人を思って」
いい天気。冷たい冬の空気が好きなことを思い出す。
恋をしているのか、していないのか、でもやっぱり恋をしているのかもしれないと、自分自身の気持ちがまだわからない女性に、私の信念の言葉「勇気をもつこと、自信をもつこと、臆病にならぬこと」を伝えた。そう、それは彼女にではなく、私自身にも響く。自分の心に正直に生きていきたい。時間をかけてもでも、そうしていきたい。そんなことを考える。
夜に作品とファイルと本を梱包。岡山のピエニで朗読会までの数日、作品を展示していただけるということ。451ブックスのユキさんとピエニのヒデミさんのお心遣いが嬉しい。一日に昼と夜の二回、朗読会を行うのは初めてで「九月の朝顔」の本をベースに別々の内容でしたいなと考えている。まずは、主催してくださる方、場所をかしてくださる方、そして私自身が楽しい時間を過ごせるような内容にしたいと考えている。その“楽しい”は、きっと来てくださる方に伝わり、広がり、膨らむのだと思っている。会いたい人を思って、心地好い時間のイメージをあたためていこうと思う。
2012.1.12.thu 「二通のメール」
今日は寒い日になりそうだという。駅のホームから見上げる朝の空は、雲ひとつない青空。どこまでも澄んでいて気持ちいい。しんと冷えた風を吸い込むと体の中が洗われるよう。
昨日の夜にパソコンを開くと二通のメール。ひとつは『ボタンとリボン』の「雨の唄」を以前に読み、また最近に読みなおしてくれた方から。永井さんのおかげで本に載せていただいた。だから、たくさんの方に自分の言葉を読んでいただけることがありがたく、心から感謝している。そして勇気を出して連絡をくださったその方にもありがとうを伝えたい。
もうひとつは高校の同級生から。最近は年賀状のやり取りだけになっているが、本を送ってほしいというメールをくれた。私の日記のメッセージが届いたようで嬉しかった。そして、今年最初のご注文。早速、明日に出来たての本を送ります。ありがとね。
2012.1.11.wed 「繕いの便り展」
晴れ。朝は少しあたたかい気がする。
今年は年末ギリギリになりながらも年賀状を出した。これまで一人の時にはできなかったけど、ブックロアとしての感謝のお伝えやご挨拶も兼ねてで、去年は寒中見舞い、今年は年賀状をお届けする。皆様、思わぬ人からの賀状を受け取ったからか、7日を過ぎてから続々と返事が届く。それでも、郵便箱をのぞくと手紙が届いているのがうれしくて、二人で葉書を見るのが楽しみなこの頃。そして、郵便箱を作って頂いてよかったと改めて思う。
会って時間が経っていても、住む場所が離れていてなかなか会えなくても、手紙や葉書を通して繋がっていることがありがたいと感じる。携帯電話やパソコンのメールで手軽に連絡ができるこの頃だから、切手を貼って送る行為を省いてしまっていたけど、気持ちのひと匙を加えた行為の大切さを改めて実感するこの頃。
葉書といえば、今日からSEWING GALLERYで「繕いの便り展」が始まる。これで10回目となる企画展。作品と言うと気負いしてしまうが、葉書だと気楽に作ってみようかなと思える。誰でもが物をつくることが出来るということを実証するような展覧会。つまり、SEWING GALLERYの根っこのような展示。誰かを思って、星ヶ丘に行ってみてください。和やかで、優しい時間が流れていることと思います。
夜はぐっと気温が下がり、雨も雪にかわりそう。寒くて早く帰りたいけど、ちょっと寄り道をして花を買う。今月はオレンジ色の花、サンダーソニア。来月は白いあの花にしよう。大切な人を思って花を買うことで、気持ちが笑顔の春に歩み寄るのを感じる。
2012.1.10.tue 「動き出すぞ」
晴れ。
岡山の朗読会も、もうすぐ。451ブックスのユキさんが丁寧に対応してくださるので、とてもありがたい。そして、これまでお世話になった方々を思う。皆さまに本当によくして下さったことを心から感謝している。この感謝の気持ちは続けることであらわしていきたい。地に足をつけて歩いていく自分自身で伝えていきたい。
今日は朗読会等の作業をいろいろしようと思いつつ、我が本の表紙作りの仕上げ作業をする。やっと全部の工程を一人で出来るようになったから、人に頼らずいつでもできる。とは言っても、みなさんに助けてもらっているのだけど。作業をしていると、もう少し、あと少し、この区切りまで、でも最後までと、編物みたいなもんで、やり始めると切りがなく日が暮れるまでしていた。今にドーンと動き出すぞ、なんて自分に言い聞かせながら。そんな訳ないやんと、自分につっこみながら。
とりあえず21冊完成で、次の30枚の表紙の紙を折りはじめる。とにかく、出来るときにしておかなければ。
2012.1.9.mon 「満月の夜に」
曇り。体が重くて起きずらい朝。たまにあることだから心配することはないが、今日一日を乗り越えなければと、いつも以上に気合いが必要。
連休の最終日も職場はにぎわう。外に出ると夜空にまんまるな月。空気が澄んでいるから輝きも一際きれい。どこを歩くにも月が見えるから、見られているようにも感じる。お月様、お月様、みんなを眺めて何を思っているんですか?私が何を思っているか知っているんですか?そんなことを目でうったえてみる。
寝る前に小さなストーブにあたりながら呟く。「勇気をもつこと、自信をもつこと、臆病にならぬこと」。今年もこの言葉を信念にしよう。
2012.1.8.sun 「ぼちぼちと」
晴れ。気持ちの好い冬の朝。
昨日の夜、SEWING GALLERYで行う企画展「繕いの便り展」 の葉書をつくった。ここ2年は参加することが出来ず、今年は久々。展示用に1枚、後は販売分として2枚以上つくることになっている。ということで、まず2枚だけ制作。いつもながら書き初めのような葉書。
今日の夜は、我が本の制作。年末に可愛いふたりの奥さんが手伝いに来てくださった。お力を借りておいて、途中のままにしていてはいけない。久々に作業をしているから、注文が来たのかと聞かれるが、注文の連絡は全くない。でも待っているから、何もこないのだと考えた。もしかしたら、気持ちだけでも前に進めば、何かに近づけるんじゃないかと。つまり、完成本がいくつかあれば、自然と注文もくるかもしれない。自らが風になり、水になり、光になり、土となるべきなのだと、なんとも雄大なことを考えながらボンドを塗って、ちまちまと紙をはる。一応、明日には21冊完成の予定。というより、出来ることをイメージする。
本が気になる皆様へ、このホームページの“便り”をクリックしていただくと、私ハタオ宛てにメールを送ることができます。明日以降でしたらメール便にてすぐにお送りすることができます。お手元に届いてから本の代金をお振り込み頂く形となります。私へのお年玉だと思って、ぜひご連絡くださいませ。
なんて、呟いてみたり。まぁ、ぼちぼちいこう。
2012.1.7.sat 「家族に感謝」
晴れ。今日は我が実家に夫婦ふたりで挨拶に行く。彼の実家は角餅のお吸い物のお雑煮で、私の家は丸餅の白味噌。一度、それを味わって欲しくて、前から母に頼んでいた。鍋をのぞくと、いつも小さく刻んだ蒲鉾が入っているのに、今日は大きな渦のあるナルトが浮いている。「なんで?いつもと、ちゃうやん」と言うと「かっこつけてみてん」とニヤっと笑う。誰かを思ってのユーモアのエッセンスが母らしい。お昼をいただいてから、もうひとつお願いしていたことをしはじめる。昔、父や母が撮ってくれた8ミリカメラの映像を残しておきたいから、映写機を持って帰って映像を撮影したかった。しかし、映写機は思うように動かず、半日がかりで父がいじったけど、動きが悪いながらも数分の一本だけをなんとか見て終わった。機械にとっても40年は、とてつもない長さなんだと思う。見られないと思うと余計にフィルムの記録を別の形にしておきたいという気持ちが高まる。自分だけの記憶だけではなく、彼にも観てもらいたいから。
一日だけだったけど実家でゆっくりできた。家族に感謝。みんなに感謝。
2012.1.6.fri 「人間らしく」
晴れ。ギリギリになってしまい走って駅に向かってる途中に、ふと思う「財布持ってたっけ」。鞄を見ても、やはりない。また走って家に戻り、2階に駆け上がり家をまた飛び出して、走って駅に向かう。そんな一日のはじまり。
連休前のためか、お客様は多く喫茶は賑わう。平日モードで考えていたら、とんでもない。ぐるぐる、ぐるぐる動いていたら体もほこほこ熱くなる。仕事が終わって「疲れた」と呟いた。と言うより、ぽろっと声になって出た。そしたら、一緒に働いていた人が「ハタオさんが人間らしいことを言って安心した」と言って笑う。そう、私は職場でそういうことを言わないみたい。暑い、寒い、痛い、しんどい、なんやらかんやら心配かけるようなことは言わないかもしれない。だから、今日は人間らしかったようで。というより、本当に心身共に疲れたからこぼれたわけで。休みあけで、体や気持ちが鈍っているのかもしれない。しっかりせねば。よし。
2012.1.5.thu 「豆を煮る」
晴れ。久々に家で過ごす休み。
年末に時間がなかったので、新年はあけているが毎年恒例の黒豆を煮る。今年は550グラムの豆を300グラムの黒糖とてんさい糖のミックスで煮ることにする。素材の味をいかしたいので、いつもレシピより砂糖を控えめにする。おせち料理のためではなく、時間をかけて黒豆を煮るというのが好きで、おばあちゃんがいる頃から実家に黒豆を持っていくようになった。母はもちろん、甘いものを食べない父も食べてくれるのがうれしくて、最近はいっぺんにたくさん作るようにしている。
前の日に汁を作って豆を漬け込み、次の日にコトコト煮ること6時間。食べ頃は次の日か次の次の日くらいから。汁が少しとろっとしてくるぐらいに優しい甘さが出てくる。そして、私だけの特別は鉄は鉄でも、釘ではないものを入れる。錠前の工場で生まれ育った娘ですから、と言って鍵ではないが、家族を繋いだあるものを一緒に煮込む。美味しいものは気持ちで味わう。それなら心のエッセンスも必要ということで。
煮てすぐには、どんな味に出来たかはわからない。さて、今回はどうでしょう。レシピはあってないようなもので、毎回適当に甘さを控えるので、父や母や主人の口に合うといいのだけど。
夜に家の人が昔に撮ったビデオの整理。とある男女が屈託なく笑っている。そう付き合い始めて二年か三年くらいの自分たち。今は今だから、あの頃がどうだとは思わないが、自分に関しては彼の前で、いつまでもかわいい女であるべきだと思った。同じくしゃくしゃ頭でも、今の自分となんか違う。なんなんだろう。若さだけではないよなと、いろんなことを考える。
2012.1.4.wed 「共に歩く」
晴れ。少し雲は多め。風は冷たい。これは大阪の朝の天気。私が住む町の駅のホームから見た空。
そう今日は4日。「いつも」ではない時間の中にいたようで、「いつも」に戻ってくると早送りの時空を歩いていたように感じる。それでも一年の境目の時間だから特別であって、気持ちの切替や更なる決意等をするには最適な時期。それはわかっているのだけど、私は何をすべきだったのかなと年末に考えていたことを思い出すことから始める。とにかく時間は待ってはくれない。共に歩きださなければ。
まず、することがある。食べ過ぎのぽっこりお腹をもとに戻すこと。腹筋かウォーキングか階段一段飛ばしか。それこそ3日坊主にならず続けることが結果に繋がる。
京都は雪。年末年始は関西も暖かかったらしい。
2012.1.3.tue 「いつもに向かう」
横須賀から大阪に帰る。明日から仕事。気持ちを入れ換えて、がんばらなければ。
本年の目標は昨年に引き続き「健康」。しかし、パワーアップして「家族皆、健康」としよう。家族と言っても、旦那と私だけなのだが、まずはそこから。食材の恵みを知って基本的な料理をする時間を自分のために作っていきたい。そんなことが、この二年出来なかったのだから、なかなか難しいこともわかっている。でも、何でも続く時間の中で出来るようになると信じたい。ひとりで暮らし始めた山のふもとのワンルームマンションも、隙間だらけの京都の町家も、三年目からは肩の力を抜いて自分のペースで生活ができるようになった。気が抜けすぎて、だらだらになったというのもあるが。
結婚してすぐ、新しい時間の流れに体や気持ちがついていくことができなかった一年目、人のことばかりが気になって自分らしさを出すことができなかった二年目。三年目こそは出来たことを記したい。
そんなことを思いつつ、新幹線は2013年の「いつも」に向かう。
2012.1.2.mon 「笑顔を胸に、心豊かに」
ここのところ晴れ続き。こちらはあたたかいなと思っているけど、ずっと家にいるからなのかもしれない。関西の方が寒いのは確か。というより、うちの家があたたまりにくいという理由もひとつ。それでも、体調を崩さずに暮らしているのだから、寒くても暑くても、なんとかなるということ。今年も「less is more」で、日々の笑顔を胸に、心豊かに暮らしていきたい。そんなことを思う今日このごろ。
2012.1.1.sun 「今日から2012年」
2012年、平成24年、明けましておめでとうございます。主人の実家で迎える二回目のお正月。とてもいい天気。我が姪っ子ちゃんも元気いっぱい。
2011.12.31.sat 「生きている証」
バタバタと起きて、洗濯物を部屋に取り入れ、最後のゴミを出して、送りたい郵便など送る。そして慌てて新大阪へ。今年も主人の実家で年末年始を過ごす。冬荷物を鞄に詰め込むと、いつもよりパンパン。ないより、ある方が安心できると思うたち。ありすぎて後悔したことはないから、重さに耐えられるように体力をつけておくべき。と言って体力はあるが、冷えには弱い。足元の冷えると頭が痛くなる。ここで風邪をひいてはいけないと、梅肉エキスの錠剤を購入。おまじないのようなもの。気持ちひとつで元気になると信じている。
今年も毎日、日記を綴ることができた。誰かのために役にたつようなものではないが、私自身の日々の記録は、今、その時にしか書くことができない。あの方が教えてくれたように、書き続けることに意味があると思う。日記は、昨日も、今日も、明日も生きているという証のようなもの。ここに欲を求めず、ただ、自分のために記していこうと思う。くれぐれも人に迷惑をかけないようにすることを心掛けて。
2011年、1月 ブックロアから寒中見舞いを送る、2月 日音色、SEWING TABLE COFFEEで朗読会、3月 少しずつ本制作の準備を始める、4月 個展準備のことも考え始める、5月 個展のDM送り、6月 星ヶ丘で行う10年目の七夕の展示、7月 SEWING GALLERYで朗読会、七夕の夜にマリンガールズのリーディング、8月長岡市の花火、本のために文章を読み直す日々、9月 星ヶ丘でjam jam jam音楽祭、mu-anの企画展に参加、バナナムーンで個展、新潟絵屋でブックフェア、21日にブックロアより詩画集『九月の朝顔』を出版、10月 ウクレレレッスン開始、バナナムーンで朗読会、11月 新潟絵屋主催でヒッコリーにて朗読会、12月 来年一月に行う451ブックス主催の朗読会のチラシをつくっていただく。
2011.12.30.fri 「いつもながら思うこと」
明日から主人の実家、横須賀に行く。年賀状や、洗濯や、なんやかんやとするつもりで意気込んでいても、なかなか捗らないもの。大掃除や気になる場所の片付け、一年の節目のために、年末年始の休みをあてにしてはいけない。普段からしておくことが大切だと、いつもながら思う。
2011.12.29.thu 「タコ焼きツーデイズ」
昨日で仕事納め。今日はいつも一緒に働く職場の人たちが来てくれた。本日もタコ焼き。つまり、タコ焼きツーデイズ。私が働く喫茶室は年末年始しか休日がないから、職場の人と合わせて休むことは、ほとんどない。結婚してから、一度、みんなを家にお招きしたいという思いもあり、早くから予定を決めていた。働き初めて12年目、誰よりも顔を合わせる人たち。お昼ぐらいから来てもらって、夕方まで食べて、笑って、楽しい時間を過ごす。私は一芸として、ウクレレもちょっと聞いてもらったり、みんなが作ってきた料理やパンやケーキを頂いたりと、みんなが楽しそうな顔が嬉しかった。「また来年もやりましょう」と、みんな笑顔で帰っていった。昼からずっと食べていたので、さすがに晩御飯は食べられず、相方の晩ご飯もみんながもってきてくれたパンや料理となった。もちろん、たこ焼きを残すのは、はやめておいたけど。
2011.12.28.wed 「確かなもの」
朝、飛び起きて着替える。30分遅い出勤が3日続いただけで、もとのペースを忘れてしまう。夜にお客様がくるのを考えて、床拭きだけはと床拭きシートで拭いていくが、それぐらいしか時間がなく、ゴミ出しをして家をでる。明日もお客様が来てくれるというのに、先が思いやられる。
夜に関西の大好きな3夫婦が来てくださった。早くから来て、本の表紙制作も手伝ってくいださったりで、心より感謝。夜は、たこ焼き。みんなの方が勝手がわかっている。楽しみ方も知っているし、心配することはない。溢れる笑顔も確かなもの。また来て欲しい。この一年、皆様に感謝。そして、これからもよろしくお願いいたします。
2011.12.27.tue 「京都BALのジュンク堂」
久々の陽射し、清々しい冬の朝。
昨日、仕事の後に京都BALのジュンク堂に行く。5階の詩集の棚に私の本が並んでいるときいたから。それも表紙が見えるように。つまり面出しで。ジュンク堂に行く際には必ずその棚を眺めにいく。大好きな山之口貘さんやいろんな方の詩集の背表紙を見るためにだけでも。
楽しいは、あれもこれものたくさんでなくてもいい。ひとつ、ふたつの中で、その日、その日の違う自分の気持ちで向き合えば飽きることはない。考えてみれば、幼いころから、人からのお下がりのおもちゃやぬいぐるみや、工場に落ちている鉄くずや、身近にあるものを工夫して自分なりの遊びを考えていた。最近とくに思う。「三つ子の魂百まで」というのは上手く言ったものだと。でも、自分が親になる時があるならば……。そんなことを思う。
また、話はそれたが、その尊敬すべき詩人の方々と同じ棚に並べて頂いているなんて。緊張しながら本棚の前に立つと、一番目につく場所に置いて下さっていた。私が書いたた本の案内と共に。まさか、まさかの、まさかの景色。担当の方にお礼を伝えた際の「しばらくの間は」との言葉に、そりゃ、そりゃそうです、ははぁーと頭を下げてしまいそう。今のうちに、みんなに伝えなければ。貘さんや、のり子さんや、みちおさんと並んでいる恐れ多い奇跡を確かな現実として、自分の励みにしていきたい。
心よりありがとうございます。ほんまに、ありがとうございます。
2011.12.26.mon 「会えて、うれしかった」
今日も寒い。京都につくと雪が降っていた。そして、イヴの日に聴いた言葉を思い出していた。
会えたらいいなと思った人に、本当に会えると嬉しいもの。職場の近所の帽子屋さんの前で、わぁと抱き合って喜ぶのも当然のことで恥ずかしいなんてことは思わない。昼休みの、本当に少しの間だけだったけど、キラキラの笑顔と安心の穏やかな顔を見るだけで、私も一日、心からの笑顔でいられる。
白い帽子を素敵にかぶって冬の京都をぶらりぶらりと、どちらまで行ったのでしょうか。他にも、いい帽子を見つけてしまって、またまた、どんな風に手を加え、届くだろう人に届けるのかが楽しみなる。わざわざ京都まで、おすすめした店に来てくださり、ありがとうございます。タマケンさん、えみさん、今日は会えて、本当に嬉しかったです。
2011.12.25.sun 「好きな人と一緒に」
晴れ、空気は冷たく、本当に雪が降るんじゃないかと思うほど寒い。
夜に、昔、一度だけ行ったことのある思い出深い焼肉屋に行く。でも、リニューアルしていて、懐かしい思いを馳せる場所がなく、初めて来た場所のようだった。あの時、あの日、彼の誕生日で焼肉をご馳走した。考えて以上の値段の高さに驚いたが「大丈夫、大丈夫」と言って店を出たことを思い出す。最近は二人で外食ということは少なく、夜ご飯をつくれなかったときに近所の回転寿司屋に行くくらい。それは、それで、私は好きだし、たまにの外食がスペシャルに感じることは確か。一年に一度のエビフライがご馳走であるのと同じように、たまに、久しぶりにが嬉しいってことは大きな声で言うことができる。
でも、それでも、改めて、かしこまってのご飯もうれしい。クリスマスだからということではなく、ゆっくり、楽しい時間を過ごした。大好きな人と一緒に。結婚したって、それが一番、そうだと言える。
2011.12.24.sat 「自分を信じる」
晴れ。洗濯して、掃除して、布団と寝袋に乾燥機をかけて、床ふいて、買い物して、ウクレレひいて、ぬくもった布団に潜り込み一時間。気がづくと夕方だった。
朝から夕方まで、ずっと「自信」ってなんだろうと考えていた。弱い自分をも受け入れて、失敗しても前を向いてあるきだせると信じることだろうか。自信があるかという話をしていて、「自信がある人っていうたら、この人やで」と私の肩をたたいて言われた。そんな昨日の会話を思い出していた。
そんな夜に、ガブリエルのライブ。たくさんの思いに包まれる好い時間でだった。声に、音に、言葉に、見合わす表情に、4人の男性のまっすぐな心があった。「自信」というのが、自分自身を信じるということであるならば、それだけではなく仲間をも信じる強さを感じた。人を信じる優しさ、彼らの祈りは、小屋で耳を傾けるみんなの心に届いたはず。
2011.12.23.fri 「嬉しい出来事」
晴れ、青空。昨日は冬至で、今日は祝日、天皇誕生日。
星ヶ丘学園の大掃除のために朝から出かける。洋裁の生徒さんは教室や台所などの共有の場所を。私たちはSEWING GALLERYの窓や床など拭き掃除。洋裁を習いにきている方のお子さん兄弟も一緒にギャラリーで掃除機をかけて、床を拭いてと手伝ってくれる。一回、一回、床を端から端まで拭いて「よごれた〜」と雑巾を見せてくれる弟くん。いやいや、床が綺麗になったからいいねんでと言うけど、雑巾が汚れることで手伝っているお手柄を見せたいよう。お兄ちゃんは、掃除機を言われた場所にかけていく。やんちゃで元気な弟くんにくらべて、やっぱりお兄ちゃんなんだなという姿が見え隠れ。
私たちにとって、いつもの拭き掃除、掃き掃除だけど、一年に一回の掃除はギャラリーという場所を綺麗にするだけではなく、みんなですることに意味があるように思う。
掃除の後は毎年恒例の餅つき。実は、この餅つきが私はとても楽しみで、園長先生や大先輩たちの様子をじっと見ながら、自分もその姿を受け継いでいきたいと思っている。家族でするようなこともなかったから、きっと一年に一度の季節の行事というのは言葉ではない事柄や姿を伝えていく行いとして大切なんだろうと星ヶ丘で経験して思うようになった。でも、でも、私は頭だけのひよっこですから、手慣れた方の様子をみながらのイメージトレーニング。また、一年後にちょこっと実践でさせていただけたらなと思ったり。こうして、毎年、参加させていただいて、丘に集う人たちと一緒に出来ることが心から楽しみで幸せに思う。
餅つきが終わってからも丘にずっといた。明日にライヴをする Yah! Gabriel のみんなが練習後に打ち合わせをする間も、お邪魔ながらも隅っこでみていた。みんなが真剣に好いライヴにすることを思って話をしていることが、とても気持ち好いなと感じる。
終わってから、みんなでご飯を食べに行って解散。楽しい一日だったと駅で電車を待っている時に嬉しい出来事。私の後ろで何かが起こったように、前のベンチに座っているふたりが、わっと驚き顔。振り向くと、さっき駅の改札で別れたはずの人がハードケースに入ったウクレレを手渡してくれた。ご飯を食べながら、今は使っていないからウクレレを貸してくれるという話はしていたけど、また今度と思っていた。駅の近所に住んでいる方で、わざわざ家から持ってきてくださった。もしかして、電車に乗って行ってしまっているかもしれないというのに、寒い中わざわざ戻ってきてくれた。振り返ったときにびっくりしてしまって、でも、とても嬉しくて、嬉しくて。貸していただいた好い音のウクレレで、しっかり楽しく「イチニチ、イチレレ」練習をせねばと心が弾みます。心より感謝。ありがとうございます。
やさしくウクレレを教えてくださったり、親切な心遣いをくださったり、ガブリエルのメンバーのみなさんは好い。気持ち好い男性たちだと本当に思う。そんなみなさんと我が夫が一緒にしていることが嬉しい。明日も、これからも、みなさんよろしくお願いします。また、いつでもうちで練習でも合宿でも、なんでもつかってください。
明日のクリスマスイヴのライヴがきっと好い時間になるだろうと、丘の小屋に集うみんなの笑顔を想像するとにやけてしまう。そして、相方が演奏して歌う姿を観ることが楽しみで仕方がない。そんなことを思いつつ、下の部屋から静かに響いてくる唄声とギターの音を聴きながら心地好い夜を過ごす。
2011.12.22.thu 「命に感謝」
曇り。青空はどこからものぞいていない。
昨夜、相方にメールが届き、我が姪っ子ちゃんの二歳の誕生日の映像を見せてもらった。ちょっと前まで、ほふく前進のようなハイハイをしていた赤ちゃんが、ロウソクの火を吹き消すことが出来る子供に成長している。短い動画ではあるが、かわいい姪っ子ちゃんの様子に、こちらの笑顔もとろけそう。相方のお兄さん夫婦の子供で、言えば血が繋がっていないのだけど、すっかり「オババカ」。
命には意味があり、大きな力がある。私もそうだし、駅ですれ違う、この人も、あの人の命もそう。我が姪っ子ちゃん、彼女の命の誕生に私は心から感謝をしている。小さな命が皆に与えた力やというのは図り知れない大きなものだった。笑いも、涙も、命の誕生があるからこそ。心を動かす、ひとつ、ひとつの命に感謝をしたい。心からそう思う。
姪っ子ちゃんの誕生日にカードを送った。まだ文字は読めないから、切手をたくさん貼って、ハンコを押して「2さい、おたんじょうび、おめでとう」と書いた。でも、本当はいつか「ありがとう」と伝えたい。彼女が子供から娘さんに成長しても、この思いはかわらない。私はあなたに感謝をしている。我がかわいい姪っ子ちゃん、いつか、そんな話をしましょうね。
そんなことを考えていたら、今日は甥っ子くんが生まれた。うれしい。寒い季節に心あたたまる誕生のお知らせに感謝。小さな命が健やかに笑顔で過ごすことが出来る世の中であることを願うばかり。その気持ちを明日も明後日も明々後日も、ずっと大切に日々を過ごしたい。
2011.12.21.wed 「岡山で朗読会」
晴れ。あたたかくはない。でも、空気が澄んでいて気持ちいい朝。
しばらく我が本「九月の朝顔」の完成したものがない状態だったが、久々に松江のSOUKAから注文を頂き三冊つくる。今までは表紙折りを相方にしてもらっていた。でも、いつまでも、そういう訳にいかない。印つけや、折り方を教えてもらう。これで、最初から最後まで自分で出来るようになった。さぁ、どんと来い、と言っても注文はない。寒い季節のために食べ物をたくわえていたシマリスのリスちゃんを思い出す。冬眠をするつもりはないが、次へのステップの準備期間も大切。来年の活動のためにも今すべきことをしていこう。
来年の初め1月21日に岡山で朗読会を行う。玉野市にある451ブックス主催で、会場は岡山市の pieni.. 。ピエニでは、いろんな教室をしていて、451ブックスの店主の「旅の本」だったり、ジャム教室、ガラス教室、折り紙教室、デッサン教室、座禅、ヨガ、スワヒリ語など、適当にピックアップして書いたがまだまだいろいろ講座を開催されている。きっと、いろんなことに興味がある方なら、ピエニに行けば楽しいことがきっと見つかるというような場所なのだろう。まだ行ったことはないが興味津々。
岡山と言えば倉敷の蟲文庫で個展を二回行い、ご縁を感じている土地。今回の本の中では、ムシさんに行くたびに私を和ませてくれた猫のナドちゃんが挿絵として登場している。個展の作品ではナドちゃんのことを大好きな亀のサヨちゃんも糸で描いた。猫と亀の関係が切なくて、微笑ましくて、いつまでも心に残り作品としてに描いておきたかった。
話がそれてしまったが、岡山市のピエ二で行う案内を451のユキさんがつくって下さった。昨日、速達で送ってくださり手元に届いた。岡山にお知り合いのいる方は、ぜひご一報を。出会うだろう人と、お会い出来ることを思ってお送りさせて頂きます。とても素敵な案内です。感謝という宝物がまたひとつ増えました。ユキさん、ありがとうございます。
お昼休みに、また帽子屋に行く。昨日はキョロキョロ見回して、ゆっくり見られなかったから。ご主人のつくった帽子を見たくて、ご主人の話を聞きたくて伺った。学生のための角帽や映画に使うための帽子を作ったりもしていたらしく、いい生地があれば着物をほどいてハンチング帽などの帽子の生地に使っていたらしい。奥さんは、そんなご主人にあきれていたような口ぶりだが、変わった生地で作った帽子もよく売れたんですよと話してくれた。しばらく話していると近所の方がお店にきて、ご主人の作った帽子を買うわ、と言って被ってみたり、布を買ったり。私もご主人の帽子が欲しいなと思ったけど男性ものが多く、あぁ、あの人が被るといいなと、ある人を思った。どこにもないものが、ここにある。こだわりのひとつが、誰かの手元に届いて欲しいと思った。今日はなにも買わなかったけど「また来ます」と言って店を後にした。明日もぶらっと行ってみようと思う。もう少し、こだわりの帽子職人のことを知りたいから。
2011.12.20.tue 「パナマハット」
晴れ、風がつめたい。
朝、会社につくと、職場の人が近くの帽子屋で布を買ったという。何か作るんですか?押し入れの肥やしになるんちゃいますか?と笑っていたけど、二百円だったからという言葉にひっかかる。二条通に古い帽子屋があるのは知っていた。でも前を通るだけで入ったことはない。昔からあるようなお店で、布を二百円のような安価で売っているのには訳があるのだろうと思い、昼休みに行ってみることにした。
正面のウインドウはシャッターがおりていた。中に入るとガランとあいた棚に布が丸めて置いている。一歩入るとチャイムがなって母ぐらいの女性が出てきてくれた。そして、ウールや夏生地のひと巻きが全て二百円ですと静かに話す。どうして安くしているのか訳を聞くと、帽子を作っていたご主人がいい生地を見つけると購入していたのだそう。でも、そのご主人がお亡くなりになって、店を閉めるために段ボールにたくさん入っていた布を売っているとのこと。以前、河原町五条上がったところの帽子屋が閉まる際に、ガランとしたお店で帽子を購入したことがあった。そこと同様、古くからあるお店だから、こだわりのいいものが置いていて、今まで入りにくかったのも確か。でも、ご主人がつくっているようなお店だというのは知らなかった。カーテンにしようかと思い二百円の白い布を選び、半額や半額以下にしているという帽子を眺める。成瀬正博さんの描く絵に出てきそうなフェルトの帽子もあれば、昔の学生さんが被っていたようなものもある。いいものが半額というのに惹かれるのと同時に、長く続いてきたお店が閉まることへの情が自分の中に生まれていた。奥さんの話を聞きながら、ちらりとショーケースに目をやると薄暗い店でも明るく目立つ帽子がひとつ。これはおいくらですかと裏返っている値札が気になり聞いてみた。半額でもけして安くはないイタリー製のパナマハット。つばも広めで、サイズもちょうどよかった。どうしても欲しいと思った訳ではないのだけど、手元に置いておきたい気持ちになった。奥さんは、とてもいいものだから長く被ってもらえますよと言って、帽子の収納仕方などを教えてくれた。
職場の人には、押し入れの肥やしにならないようになんて言いながら自分の方がしっかり買い物をしてしまった。でも、気持ちが欲しいと思ったものだから、出会えてよかったと心から思う。夏まで被ることはない素材の帽子だからウクレレの練習の時に被ることにしよう。なんでも気持ちが大切やん。パナマハットの雰囲気が、なんとなくウクレレの音色に合うような気がするから。数は少なくなっているけど、他にも気になる帽子がありそうなので、また昼休みに見に行ってみようと思う。ご主人の話も、もっと聞いてみたい。
2011.12.19.mon 「気持ちが高まる」
晴れ。いつもの時間に起きて洗濯。近所にモーニングを食べにいくと言っていたので、9時にみんなに声をかける。夜、遅くまで練習や打ち合わせをしていたのを知っているから、起こしてしまうのもかわいそうな気がする。
それでも、みんな起きて関目商店街の純喫茶へ。いろいろ夜中の話しとかを聴いて、笑って、また家に戻る。1時までは家にいると言っていたので洗濯物を干してから、昼ごはんにカレーを作った。合宿といえばカレーかなというのが私の中にあって、みんなの練習を背中に聞きながら準備。しかしながら段取りがわるいからか、時間を勘違いしていたからか、ギリギリにバタバタ。お米は芯があるし、炊いたご飯の量もすくなくて、男性四人には足りなかったと思う。それでも「いいよ、いいよ」と言ってくれるのが嬉しい。でも申し訳なかったです。ほんとすみません。カレーをぺろりと食べてから、みんなは笑顔でスタジオで練習にでかけていった。
お野菜も買ってきているし、ライヴ前の懇親会のつもりで、夜にお鍋を一緒に食べませんかとみんなを誘った。みんな出かけてひとりになって、晩ご飯の準備をするまで掃除や片付け、そしてウクレレの練習をする。ウクレレも何か一曲でも出来るようになれば、楽しくなるだろうと思って、下手な私は「イチニチ、イチレレ」で練習せねばと思っている。でも家をあけたりするとなかなか。まぁぼちぼちと気楽にしていこうと思いつつ、ライヴ前のみんなを見ているいと楽しそうでうらやましく感じた。
夕方、材料の買い足しに出かけて、帰りにバンドメンバーの奥さんを駅に迎えに行く、家に着いて、しゃべりながらお鍋の準備。6時過ぎには、みんなも戻ってきて、練習の興奮覚めやらぬか、奥のシアタールームで、あそこはどう、あれはこうと話す四人。男の人が集まって、何かをしているというのがいいなと思う。それも、いい歳をした男の人が音楽をするというのが特にいい。ライブは、もうすぐで24日。私はメンバーでも、なんでもないのだけど、一緒に合宿をした気分で気持ちが高まる。
2011.12.18.sun 「男性3人寝袋で」
晴れ。気持ちいい澄んだ空。
今日は、相方のバンドの合宿の日。仕事が終わって、まっすぐ帰るが、向かうは家ではなく近所の回転寿司やさんへ。晩ご飯はお鍋にしようと思っていたけど、準備や片付けを気遣ってくれて外でご飯ということに。いつも行く近所のお店でもふたりではなく五人になると、違う店に来たみたいな盛り上がり。いつものふたりのご飯もいいが、わぁっというのもいい。食事を簡単に済ませて帰ってから本題、バンドの打ち合わせと練習。と言っても私はメンバーではないから邪魔をしてはいけない。席をはずして違う部屋にいようと思っていたけど、一緒にいてもいいと言ってくれるので、お茶を淹れたり、洋ナシをむいたりとゴソゴソしていた。そうやって、そばにいさせてもらえると安心できて、気にしないでしてくれるのが嬉しかった。普段、相方のひとり練習は聞いているけど、どんな曲をするのかはしらない。ひとりよりも、みんなで合わすと好い。そばで聴いていて心地よかった。
バンドの練習の合間に、私が発表会で弾いてみたいと思っている曲を相談。タマケンさんも林さんも、親切に優しくいろいろ弾きながら教えてくれた。どうしようかと悩んでいたことだったから嬉しくて、自分のわかるコードだったから、さらに嬉しくて、下手ながらもひいて聞いてもらう。自分はメンバーではないというのに、ウクレレ片手にみんなと一緒にしばらく起きていた。でも、結局、深夜で遅い時間だったので次の日に持ち越し。
うちの家にはお客様布団がないから、申し訳ないが大きい男性3人寝袋で寝てもらった。夜は寒いから風邪をひかないでいてくれることを祈りつつ私は布団で眠った。
2011.12.17.sat 「なんとなくほっと」
晴れ、青空、いい天気。昨夜にもりもり干した洗濯物が乾くことを願う。
今夜は我がウクレレの先生のバンドのライブだが、私は仕事で遅くなるので断念。相方は行くと言っていた。ひとりの間に掃除やなんやかんやをする予定。明日の夜は、相方のバンド Yah! Gabriel の合宿をうちでするとか。メンバーとは別の意味で意気込む人がここにも、ひとり。みんなが風邪をひくことなく、心地よく過ごしてもらえたらいいなと思う。で、何が出来るって何も出来ないから、たまにお茶を出したりして、おとなしく邪魔をしないようにいようと思う。ま、とりあえず、今日は掃除をして、片付けて、寒ければ鍋が出来るようにと美味しい季節の野菜を買い込んできた。たまに知っている人たちがワイワイと来てくれるのが新鮮に感じる。相方の共通の知り合いで、気の知れた人たちが来てくれると、なんとなくほっとする。
2011.12.16.fri 「かじゅみさん」
横須賀は晴れ。関西はどうやろう。
かわいい我が姪っ子ちゃんに「かじゅみさん」と言われると「はい」と大きな声で返事する。間違えて私の顔を見ながら「なつみさん」と、お姉さんの名前を呼ぶのを聞くと複雑な思いで、そりゃ似てるし難しいわと思ってしまう。私も親戚の名前をはっきりと言えないわけだから、姪っ子ちゃんの声にする勇気を讃えたい。と、もうすぐ二歳の子と自分を比較することもまた情けなく感じてしまう。
横須賀から戻ると本当に師走。仕事と人を招いたりで、あっというまに笑って今年が終わりそう。それまでに年賀状の準備や本のカタログ発送をしてしまいたい。大掃除は出来ればということにしよう。だいたい、日頃からボチボチ掃除をしていたら、焦らなくてもいいことなのだから、来年早々、引き続きの気持ちで家と仲良くつきあっていくことにしたい。
2011.12.15.thu 「感謝する一日」
横須賀は晴れ。青空、暖かい一日。
大切な人を思い、感謝する一日。晴れ渡る空は、私たちの思いを受けて下さった返事のよう。手紙の返事もすぐに下さった方だから、あたたかな心で皆を見守り大きく包みこんでくれているように感じた。
結婚して一年と九ヶ月。結婚式で大変お世話になった方との再会。会うのは三回目のその方とは、結婚式まで、結婚してから、そして最近久々に携帯電話のメールで連絡。いつも丁寧で心のこもったお返事をくださることが嬉しい。ご連絡頂くたびに、優しく和やかな笑顔でたくさんの方々の幸せのお手伝いをされているその方のことを思う。結婚式の会食をさせて頂いた同じ場所で久々の再会で、皆に感謝し、互いに「家族」を思ったあの日に戻るようだった。時間が経っても大切な方にお会いできること、繋がっていられることが本当に幸せに思うこの頃。本当に嬉しい。
その方が、私たちの大切な人のためにお花を準備して下さっていた。思いのこもったお心遣いに感謝するばかり。心から、心から、ありがとうございます。そして、これからも私たちの大切な人として繋がっていて頂けることを心から願います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2011.12.14.wed 「成長と共に」
朝9時に大阪の家を出て新幹線で横須賀に向かう。いつもより荷物が重く、気持ちも引き締まる。
新幹線で新横浜までの2時間が、あっという間だった。一年前を思い出していた。あの日の電車は時間が止まっているようだった。はやくはやくという思いと、止めてしまいたいという思いがぐちゃぐちゃだった。
大阪は寒く、横須賀も寒かった。でも、主人の家に着くと、笑顔で迎えてくれることがうれしく、寒さも忘れる。もうすぐ二歳の姪っ子ちゃんは、顔立ちもしっかりしてきたような。女の子は成長が早いのだろうか。我が夫を気に入って呼ぶ声まで色っぽく感じる。もちろん、それは考えすぎだけど、子供の成長から時間の確かな流れを感じずにはいられない。私は、どうだろう。確かな変化といえば、本を出版したこと。それを思うと、いろんなことがある中で確かな一歩を踏み出している。生まれてもうすぐ二年になる姪っ子ちゃんの成長と共に、三十七年の私もまた変化しているのは確か。
2011.12.13.tue 「気をつけての」
晴れ。昨日より寒さは和らいでいる。今日みたいな日に洗濯物を干しておきたかったと朝の駅で空を見上げて思った。
旅支度で一番気になるのは防寒。冬は冬の冷たさ、夏は冷房の寒さのことばかり考える。人並みの女性らしい服を楽しむには、冷え症をまずは治さなけれはと思うが、さらに厄介なのは心配性。寒かったら、どうしよう。風邪をひいたら、休みを頂いておきながら会社に迷惑をかけてしまう。そんなことを考えるから、気をつけて、気をつけて、気をつけての服装。結局、厚着で足元は靴下でムクムク。せっかくの正装も、すっきりしないままに完成する。
夜は、やはり寒かった。洗濯物は山盛りのまま。明日から横須賀に行く。
2011.12.12.mon 「心もゆるんで」
今日も寒い。腹巻、レッグウォーマーと、いつも以上に着込んで出かける。
思えば、三年住んだ京都の町家はかなり寒かった。家を暖めようなんてことは考えない。ひとつの家に自分ひとりなのだからと山用の服を着込んで、中なのか外なのかわからない格好で小さなストーブを連れまわして冬を過ごした。結婚して、ふたりになると部屋を暖めようとか、湯たんぽを先に布団に入れておいてあげようとか、心もゆるんで倍に膨らむもの。人が増えるごとに、よりあったかい冬になるのだう。彼の実家や自分の実家のあたたかな時間が頭に浮かびながら、そんなことを思う。
2011.12.11.sun 「お手紙、お待ちしています」
寒い。これでは、洗濯物も乾かないだろうなと駅のホームで考える。
昨日、家具職人の江見さんが、約束の時間ちょうどに郵便箱を設置しに来てくれた。まずは私が柿渋を塗る際に壊してしまった部分をメンテナンスしていただく。そして冷たい風の吹く中、玄関の扉につけて下さった。つけている最中に隣の方が「大きいのがついたね〜」と笑顔で言って下さった。今まではガラガラと開ける扉についた郵便口から玄関の床に落ちる形だった。聞けば、留守中に飛び出た郵便を、隣の方が押し込んで入れてくれていたという。飛び出したままだと留守だとまるわかりで危ないからのお心遣い。郵便箱を通じて近所の方の親切と関わりを知る。
立派な郵便箱をつけていただいた後、我が家の主が帰ってきた。ダイニングテーブルからはじまり、今回の郵便箱まで。これで結婚してから江見さんにお願いしたものを全て納品して頂いたことになる。二人揃って、改めてお礼を伝えた。
結婚前から念願だった郵便箱がついて、母の野菜便や、はまちゃんの郵便喫茶や、美味しい珈琲などが、すぐに届くことはなくても、誰かから手紙が届かないかなと楽しみに思う。しかしながら、今日は日曜日で郵便は届かない。おそらく入っても何かのチラシぐらいやなと思いながら、出勤前にフタを開けて中を見ると新聞が入っていた。うちは新聞をお願いしていないから間違えたのかもしれない。今までの郵便口では、そんなことはなかった。大きくて存在感があるから入れてしまったのだろうか。それとも、とってくださいというアピールなのか。
そういえば、先日、ブラジルから発送された荷物が、うちのだろうと運送会社の人が持ってきた。私も、相方のかもと思ってハンコを押したが、かすれた住所がどうみても我が家ではない。最後の番地の1が足りない。うちの荷物ではないと思うと伝えると、わからないのは中島さんのとこだろうという話になっていることが伺える呟きを残して行ってしまった。郵便箱はウエルカムに大きな口なので、これから、いろんなものが入りそうな予感もする。まぁ、それも箱が紡ぎだす物語なのだと思うことにしよう。しかし、あのブラジルからの荷物は、ちゃんと届いたのだろうか。間違えて受け取らなくてよかったと、どうでもいいことを考えながら会社にむかった。
紅葉は終わり、年末に近づきつつあるというのに喫茶に来てくださる方が多かった。昔なら、今の時期ぐらいから、お茶のお買い物の方が多くなり、喫茶はガランとしていたような。クタクタになりつつも、もうすぐ彼の実家に伺うから体調を崩してはいけない。気持ちを引き締め、喉の殺菌のために梅肉エキスの錠剤を口に放り込む。梅肉エキスは私にとってのおまじないの粒。病は気から「よし」と気合を入れるためにも。
2011.12.10.sat 「今という時間に」
花を買った。黄色い花、オンシジューム。大切な日より少し早いが、そんな気分だからそれもいいのだと思った。
携帯電話を何度も見ながら、お風呂の掃除や台所の掃除、玄関の拭き掃除もした。久々に家に戻る彼のために出来ることを考えて、しばらく敷くことのなかった布団を乾燥機でふかふかにさせる。そして、一年前もこの家にひとりきりだったことを思った。この一年、あっという間だったとは言えない。長かった。長かったけど確かな時間の流れの中で生きてきた。あの時、同じように携帯電話を眺め、握り締めて、連絡が来ないことを願っていた。でも、そうやって気にしていることで来て欲しくない連絡を待っているように感じ、自然と目はうつむき、何を思っていいのかわからず。どこを見ているのかわからない表情になっていたようで、周りの人に心配をかけてしまった。それでも、笑うことができなった。心を、頭を、どこかに埋めてしまいたかった。
あれから一年。彼は彼の道を歩き、私もまた私自身の道を歩いてきた。「ふたりで」と言わないのは、きっとこれから振り返った時に感じることだと思うから。
今日は遅くなるのだろうか。どんなご飯を食べていたのかわからないから、冬の野菜たっぷりの鍋にしようと思う。何かを話してくれるのだろうか。無言で黙々と食べるのだろうか。彼との時間を考える「今」を幸せに思う。黄色い蝶々のようなオンシジューム。大切なひとたちが優しく見守ってくれている。今というあたたかな時間に心から感謝をしたい。
2011.12.09.fri 「気持ちの支え」
晴れ。雲はグレーで空が低く、とても寒い。12月らしい寒さ。
昨日の夜は、いろいろしたいこともありつつ、小さなストーブにあたりながら、ひとりでぼんやりしていた。
結婚する前、一人暮らしだった時のこと。彼とは別々に生活をしていたから、別々の家で、別々の時間を過ごす。そんなことに慣れていても、彼が実家に帰るなど、遠くに行っている際に必ずしてしまうことがあった。それは付き合い始めた頃に、もらった手紙や、小さなメモや、どうでもいいイタズラ書きなどを全部置いていて、淋しさを紛らすためにぼんやり眺めた。結婚することになり、引っ越しの際に、それらはひとつにまとめて押し入れの奥に仕舞ってしまった。だから、今は見ることはない。たぶん、あの頃は、そのまま何処かに行ってしまうんじゃないかと、いろんなことを考えてしまった。今は、ここに帰って来てくれるという安心がある。ふたりの家なのだから当然なのだけど、そんな当然のことが私の気持ちの支えであることは確か。
仕事帰りにインフルエンザの予防接種を受ける。何があるかわからないからの保険のようなもの。会社や周りの人に迷惑をかけないための心がけでもある。
2011.12.08.thu 「オファーいただきました」
雨。冷たい雨。
昨日の夜に、ご近所のニシワキ夫妻の家に向かう。いつも、主人を含めて四人もしくわ、いろんな人とご一緒することはあるのだけど、3人でというのは初めて。でも、ニシワキさん、ヨウコさんは私にとって和みの人。お誘いくださったことが嬉しくて、遠慮なくお邪魔する。
ヨウコさんの作るご飯は体に優しい食材で私好み。ほとんど料理をしていない、でもしたいとおもっている私にとっては勉強になるし興味津々。そして、もちろん美味しいから全部平らげてしまいたいのだけど、ニシワキさんやヨウコさんとお話するのも楽しいから、そっちの方も含めて満腹に。本当にお二人の空気が私は好きで、なんでも聞いて欲しくなってしまう。きっと、我が夫もそうだと思う。
ご飯が終わって、これまでの朗読会のことを話していると、ヨウコさんからの大切なお話し。そう、ヨウコさんのギャラリー、日音色で朗読会を3月にして欲しいとのこと。もう、そんなお願いをいただけると思っていなかったので、びっくり、嬉しい。「オファーいただきました」と誰に言うわけでもないが、大きい声を出してしまう。今年の初めに日音色の企画展を行っている際に朗読会をさせていただいた。また、こうしてお話しをいただけることが嬉しい。ギャラリーの本棚にも「九月の朝顔」を置いてくださっているとのこと。ヨウコさんや、ニシワキさんから繋がる、やんわり優しいあったかい時間を想像する。
ということで、本を出版したこともあり朗読の行脚がまた始まるのかもしれないと思っていたら、少しずつ話しが決まっていく。1月21日岡山 pieni..(主催:451ブックス)、2月4日SEWING GALLERY(繕い便り展期間中)、そして3月18日 日音色。もちろん、7月の星ヶ丘の個展期間も行いたい。来年から新しいことも始める予定。個展も新作を考えている。そして、3月のウクレレ発表会と、気合を入れて、気持ちを込めて、そして焦らずぼちぼち、向き合っていきたい。
SEWING GALLERYのホームページで「九月の朝顔」の本の紹介を、はまちゃんが載せてくれた。ぼちぼちの一歩。仲間が手を差し伸べてくれた大切な歩みに心より感謝。
2011.12.07.wed 「涙が出て」
晴れ。空気が冷たい。
仕事は休みだけど、すべきことをするには貴重な休みで朝早くに大阪に帰る。高槻の家でする作業も持って来ていたが、全くしなかった。とにかく、ぼんやり家族と過ごした。久々の休息だった気もする。
家で母に見送られ、工場で父に見送られ、兄の車で枚方に向かう。車に乗ってから、涙が出てきた。拭いても、拭いてもあふれ出た。兄にばれないようにと顔を見なかったから、余計に気づいていたのかもしれない。父70歳、母64歳、自営業だから現役で変わらず仕事をし続けている。同じことを繰り返し話す父に「もう、おじいちゃんやから」と母が言うのに笑ったけど、お酒を呑んでうたた寝をしているのを見て、確かに歳をとっていることを感じた。私にとって、いつまで経っても強くたくましい父であることはかわりないが、私が助け支える時がもう来ているのかもしれないと思った。元気で笑顔でいてもらうために私が出来ることは心配をかけないこと。たった3泊だったけど、家族との貴重な時間を過ごした。結婚してから泊まりがけで帰ることは、ほとんどない。だから、今度はいつ、ゆっくり家族と過ごせるのかはかわからない。主人は理解のある人なのだから、結局、私が片意地なだけ。大切なことをやんわり見つめて、父や母の笑顔や元気の素になりたい。電車に揺られながら、そんなことを考えていた。
夜は近所ご夫婦、ニシワキ夫妻の家に晩ご飯を食べにお邪魔する。相方がいないから、さびしくしているだろうと思ってのお誘い。お二人のお心遣いが嬉しい。高槻から家に戻って掃除と片付けをする。そして、6時半ごろに、歩いて10分の家に向かう。マンションのインターフォンって、どうやって鳴らすのだろう、そんなことを考えながらぶらぶら歩く。
2011.12.06.tue 「やさしい笑顔」
寒い。かなり寒い。もう一枚セーターを着てきたらよかったと後悔。でも、カシミア一枚のほうが温かいらしい。普段、厚着に慣れてしまってるから、そうするのには勇気がいる。とりあえず、薬局で貼るカイロを買う。
夜は父の側でご飯を食べて、家族みんなで大きなプリンを囲む。牛乳1リットルから出来たプリンがブルルンと現れて「上手いこと出たやん」と、みんなで笑う。しかしながら、そんなにたくさんは食べることが出来ない。父は甘いものは食べないし、母は次の日に胃の検査があるから食べることができない。兄と私でつつくのだけど、プリンはプリン。ひと口、ふた口で、もういいやと飽きてしまう。食べかけのプリンを見ながら、もっとたくさんの人で囲むと楽しいのだろうなぁと思った。それでも、兄にとっては、一人より二人。「俺みたいなおじさんが誕生日に、こんなんもらって、どうすんねん。おまえ来たらしようと思って」と楽しそうだった。父や母も見るだけだけど、やんわりやさいしい笑顔だった。
2011.12.05.mon 「おっきなプリン」
晴れ。寒い。
今日は高槻からの出勤。兄に車で駅まで送ってもらう。駅から家まで距離があるから、そうしてもらうことが申し訳なく、気軽に帰ると言えなかった頃もある。バスもあるが一時間に一本、歩くと40分から50分、自転車があれば20分ぐらいの距離。昔は、危ないから夜遅くなってはいけないと言われると、家が駅まで近ければよかったのにと思った。迎えにいくって言ってくれても、仕事をしている両親に迷惑をかけたくないからと断ることも多かった。今は母も歳をとって危ないからバイクにのらなくなり、父や兄の好意に甘えるようになった。
家について、ご飯を食べてから、兄が人に貰ったという
おっきなプリンをつくるキットを開ける。牛乳1リットルを使って、ひとつのプリンをつくるのだから、兄一人でも、私と二人でも多過ぎる。まぁ、楽しいから、やってみようといった感じ。結局、仕込んでから8時間はかかるということで、明日も高槻に帰ることに決定。プリンのためにといいつつも、家族の笑顔が嬉しいから、よかったと思う。また、しばらく、こんな風に帰ってくることはないだろうし、ごろんごろんと甘えることにする。
ここ数日、ウクレレの発表会のことばかりを考えていて、焦ったメールをレレさんに送っていた。あぁ、ひとりでまた突っ走ってしまっていると反省した時、チームメイトの温かな言葉。まず、私がすべきことは、初級レッスンでできなかったことを練習して、みんなに追いつくこと。今頃になって、そんなことに気がつく。
2011.12.04.sun 「高槻の実家へ」
いい天気。あたたかい。
朝から考えていた。ウクレレの発表会にしたい曲のことを。みんなの中でもっとも自分が出来ていないから、みんなより練習が必要。だから早く曲を決めてしまわなければと考える。ウクレレのチームは四人で、以前SEWING GALLERYを通じて知り合ったヒロコさん、今回ご一緒出来てとても嬉しいイズミさん、そして、最近、関西に引っ越して来たマサエさん。マサエさんが、いろんなことを新鮮に感じて質問されるのが面白い。たまたま集まった四人で発表会に出る。みなさん控えめでも熱心だから、私が足を引っ張るようなことのないようにしたい。今のところ可能性大。そのためにも演奏したい曲を早めに考えてみんなにメールで連絡をする。みんながオッケーなら、レレさんに相談してみよう。とにかく、早く練習をはじめなければ。
仕事後に高槻へ。もらって欲しいものや荷物があるから、父と母に車で大阪に迎えに来てもらう。結婚してから高槻の実家にいくのは主人と一緒。お盆も年末年始も主人の実家で過ごすし、その他の時でも、ほとんど行っていないし泊まることもない。自分のいない時に実家に帰っていたらと主人に言ってもらい、休みではないが高槻から仕事に通うことにした。二泊であっても「そんなに長くいられんの」と母は嬉しそう。その表情を見ると、なかなか時間の都合をつくれない自分が申し訳なく感じる。でも結婚したら、そういうもんだというのが父や母の考え方だから、私を責めるようなことはしない。ただ、でも、やっぱり嬉しそう。
2011.12.03.sat 「ほてり顔でノックアウト」
あたたかな朝。一年前を思い出し、心ここにあらずで電車に乗る。
今日はウクレレの最後のレッスン。もう言い訳はいわない。好いきっかけをもらったことに感謝してボチボチ続けていこうと決意しつつ星ヶ丘にむかう。3月に発表会があるということ。目標に向かって根っこがひょろりと伸びるかな。
レッスンでは、手がうごかなくてノックアウト。ほてり顔で初級終了。力が抜けてしまって気持ちが下向きになっていたけど、ノブさんの優しいお出汁のおうどんを頂いて、ほっとする。美味しいは、みんなを幸せにする。心が心に染み込んでいく。
ギャラリーで真琴さんの楽しい優しいがほんわり伝わってくるかばんの展示をみてから、イトヘンへ。福田紀子さんの展示を見るため。紀子さんは昨日帰ったらしく、会えなくて残念。でも、久々にイトヘンでゆっくりさせていただいた。その後に、本を購入してくださった7070の浦田さんに会いに行く。会うのは二回目だけど、今日も楽しい話をさせていただいた。
夜に同い年のはまちゃんが家に来てくれるというのに、そこここでのんびりしてしまった。急いで帰って、ご飯を準備せねば。あかん、焦ったらあかん。こけへんように、ボチボチしよう。
2011.12.02.fri 「また行きたい」
雨上がりの朝。寒いような、そうでもないような。でも、寒い。
三浦大根三本、畑尾母産のこぶりな大根が三本と、相方がいないので、ひとりで大根三昧な日々になりそう。たくさんあるし、どんな風にして食べようかと、職場の人に聞くと煮物、サラダ、お味噌汁、きんぴらと、和食の基本的な食べ方などを提案してくれた。とりあえず、鶏ミンチとの炒め煮をしようと、仕事の帰りに買い物に行くが鶏のミンチはなくて断念。結局、蒸してオリーブオイルと塩と胡麻をかけて食べる。季節の野菜は、この食べ方が一番美味しい。一緒に里芋と人参も蒸した。蒸している間によだれが出そうになるほど、贅沢な食べ方だと思う。後はサラダと、母の大根は甘酢につけた。さぁ、後はどうやって食べようか、明日に、はまちゃんがうちに来てくれるから、炒め煮をミンチを買って作ろうと思う。煮た大根は一日目より、2日目の方が美味しいから。
新潟絵屋より、作品や本が戻ってきた。展示の際に書いていただいた感想を早く届けたいという美雪さんのお心が嬉しい。そして、戻ってきた荷物をあけると、相方がブックロアの日記に書いていた「ひとつ手をくわえる」をプリントアウトして皆様にお伝えしてくださっていたよう。その印刷したもので本をくるんでくださっていた。ひとつ、ひとつ、丁寧に伝えてくださってくれていたことがうれしくて、そのプリントした長いものを壁にピンでつるした。感想のファイルには、Fスタイルのお二人や、カメラマンの内藤さん、そして、ヒッコリーのみなさんが感想を書いてくださっていた。個展や朗読を行う際、一番に作品や言葉に寄り添って欲しいと思うのはその場所の人。ヒッコリーのみなさんのお心がうれしく、また、何か一緒にという気持ちが高まる。展示でも、朗読でも、またぜひお願いします。楽しいことをご一緒させてください。
そして、新潟絵屋のみなさま。長い間、ありがとうございました。心より、心より感謝しております。人と人の確かな繋がりを感じる日々をいただだきました。一方的な私の手紙にお返事をくださったこと、会ったことのない私の展示に合わせて個展や朗読会に来てくださったこと、ブックフェアを行わせてくださったこと、そして、朗読会や展示に力を貸してくださったこと。ひとつ、ひとつに気持ちを丁寧に注いでくださることで安心をいただきました。出会い、繋がりをいただけたことに、心より感謝しています。そして、また、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。会いたい人たちのいる新潟に、また行きたいです。行くのが今から楽しみです。
2011.12.01.thu 「しばらくひとり」
曇り。あたたかかった昨日に変わり、ぐっと気温の下がった寒い朝。
昨日で新潟絵屋のブックフェアが終了。二ヶ月という長い期間、行っていただけたことを心より感謝しています。はじめるまでも、行っている間も、終わる時にも、丁寧なご連絡を頂き、私たちの本や展示に対して気持ちを注いで下さっていたことを心から感じました。ご丁寧に連絡を下さった絵屋の美雪さんや皆様に心より感謝申し上げます。私たちもこれから、ひとつひとつに気持ちを込めて、丁寧に向き合っていきたいと改めて思いました。
そして、hickory03travelersの迫さんからも、次の朗読会は、みんなも声にできるような会をしたいですねと連絡をいただいた。次に会うための約束のような時間を過ごせたことがうれしく感じる。ぜひ、これからも楽しいことをご一緒させてください。ご近所のように、やぁやぁ久しぶりと片手を上げて気楽にまた伺いますね。
そして、次は岡山、そして星ヶ丘です。一歩、一歩、気持ちを込めて行いたい。
今日から12月。今月は横須賀との行き来もするので、年末までに掃除や片付けをしていきたい。そう、焦らないためにも、ボチボチとすること。掃除片付け月間だ。さぁ、どこまで出来ますか。焦らず、気の向くままに。
ひとりの夜、ぼんやりしている時に届いたのは、奈良のミルちゃんからのメール。milletureミルちゃんのお店に本を置いてくださっていることをブログに載せてくださったとのことです。ミルちゃんの丁寧で心のこもった服と共に届けてくださることが嬉しい。人から人に届くことが嬉しい。ミルちゃんのお心に感謝しつつ。また、何かの機会に楽しいことができたらいいなと思いつつ。
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□ 詩画集『九月の朝顔』はBOOKLORE のホームページhttp://booklorebooks.net より、ご注文いただけます。 |
畑尾和美 朗読会 『 九月の朝顔 』
■ 2012.2.4.sat ![]()
「九月の朝顔」と題して、日々の暮らし、人との出会い、日常の小さな出来事を2007年より綴っています。今後も朗読というかたちで温度のある言葉を伝えて行きたいと考えています。興味をお持ちの方は気軽にご参加ください。 |
詩画集『 九月の朝顔 』を出版いたしました
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“村椿菜文 朗読会 at beyer 2009.03.27”
菜文さんと一緒に朗読しています。
どうぞ、動画でご覧下さい。 |
『 Fantastic Something 』
(ISBN978-4-9903667-0-4 C0095 ) ¥1575- (税込み)編集/中島恵雄 装幀/梅田唯史
表紙文字/畑尾和美
私にとって、ものづくりのきっかけとなった小冊子“Fantastic Something”が BOOKLORE(ブックロア) より一冊の本となって発売されました。 ぜひ、たくさんの方に手にとって読んで頂きたいです。
書店でもご注文頂けます。SEWING GALLERYやbeyerでも販売。取り扱って頂けるお店も募集しております。
詳しくはブックロアのホームページ http://booklorebooks.net/をご覧下さい。
Marguerite Press
冊子『マーガレット プレス』の マーガレット web、marguerite diaryに“番茶日記”として、日々の身近なことがらを綴ります。 |
BUTTONS AND BOWS VOL.3WINDCHIME BOOKSより、詩の雑誌『ボタンとリボン』の3冊目発売されました。今回、マリンガールズのインタビューを掲載して頂いています。ぜひ、どこかで見かけたら手にとってめくってみてください。 |
BUTTONS AND BOWS VOL.2 - 笑顔の順番 -永井宏さん監修の詩の雑誌『ボタンとリボン』の二冊目に詩を掲載して頂きました。詳しくはwindchime booksのホームページを御覧下さい。 |
![]() 『ボタンとリボン』[BUTTONS AND BOWS] |
畑尾和美 冊子 取り扱い店
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BOOKLORE ブックフェア
2011.10.02 - 11.30 |
個展「 九月の朝顔 」
糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
「 九月の朝顔 -声の本- 」
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心文展 朗読会『 声にのせて 』
心を綴る |
「ひとつの朝に咲く花から −九月の朝顔−」
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「ぽかんと、みあげて」![]() 糸で描き、言葉を綴る展覧会 |
marine girls poetry reading LIVE8/2 sun 18:30 start |
hinatabocco cafe 展2009.06.30- 07.05 |
「笑顔ひとつ - 九月の朝顔 - 」
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「 のこしたいもの 」
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「左手も添えて」
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la voix du vent・fantastic something poetry reading live2008.09.21.sun 15:00 start |
swimy 協同公募企画展 「おんさ」
2008.07.30 - 08.10 |
- 九月の朝顔 -
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![]() |
いちりん、にりん - 九月の朝顔 -![]()
2008年7月1日〜7月13日
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marine girls poetry reading live at RUSTIC HOUSE日時:2008年6月22日(日) 19:30 start |
九月の朝顔言葉と糸で暮らしを描いた作品展 2008年2月22日〜3月6日 |
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9つの机 展
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![]() Fantastic Something 表紙原画展 in 松江2001年より北堀江のシャムアで発行している小冊子「Fantastic Something」。 その冊子には、もの書きを生業にしていない人達の詩や散文が収められています。 9月2日にFantastic Somethingをまとめた本がBOOKLOREより発売されました。 その発売を記念して、Fantastic Something初刊より表紙画を制作し続けている畑尾和美の表紙原画展をミリバールギャラリーに引き続き松江のsouka ギャラリーにて開催します。 |
![]() Fantastic Something 表紙原画展2001年より北堀江のシャムアで発行している小冊子「Fantastic Something」。 その冊子には、もの書きを生業にしていない人達の詩や散文が収められています。 9月2日にFantastic Somethingをまとめた本がBOOKLOREより発売されます。 その発売を記念して、Fantastic Something初刊より表紙画を制作し続けている畑尾和美の表紙原画展をミリバールギャラリーにて開催します。 畑尾和美は身近のものを使い毎回冊子のテーマに沿った表紙を制作しています。彼女の制作活動はこの表紙画がきっかけではじまり、今では各地で個展を開催するようになりました。そんな彼女の作家活動の原点から現在までの流れを見てとることのできる作品展です。 |
fantastic somethingfantastic something出版記念 |
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雨の唄2007.6.26.tue - 7.8.sun 11:00-18:00 |
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糸で描き、言葉を綴る展覧会
日々の事柄を、
日々の小さな事柄と繋がりを綴る作品展

SEWING GALLERYは2007年11月19日に5周年を迎えます。それに合わせて、ソーイングギャラリースタッフ9人が集まったグループ展「9つの机」を開催します。ギャラリー内には9つの机が置かれ、その机でスタッフそれぞれが自らの表現発表を行ないます。


